「ゴースト・イン・ザ・シェル」
予想通り、凡庸を絵に描いたような駄作。
予告編でそれは薄々わかってた。
荒巻を演じるのがたけしだとか、少佐の義体が白だとか、センスがないのが見るだけでわかってしまったが、確認しに行って、やっぱりダメダメだった。
それに、押井臭が強すぎる。
何なんだその毎度お馴染の犬は。アヴァロンなんか出すんじゃない。エンディングの曲はどっから借りてきた。
いやむろん私は「天使のたまご」をLDで買ってしまったほどの押井臭愛好者だが、攻殻機動隊をそれで作ってほしいとは全く思わない。
鋼鉄の表面を移ろう影のような微かなゴーストを僅かに織り交ぜてハードボイルドに描くのが攻殻の世界だろ。
最初からどろどろべたべたの人間ドラマもどきは、攻殻とは全く相容れない。
まったく作品世界を愚弄するのもいい加減にしろ。
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