「王様のためのホログラム」
これは一体どういえばいいんだろ。
・イスラム世界だって西洋世界と大差ないと言いたい。
・といっても前近代的な色もずいぶん残っている。特にサウジアラビアは。
・ここでも中国の進出著しくて仕事を奪われる。
聞きかじりでしかないんだけど、だいたいそういうことは普通に新聞読んでいればわかる。
んで、まあでもなんとかなるわね、といわんばかりのお気楽な展開。
んー。なんでしょうかこの座り心地の悪さ。
西洋社会が世界のその他を見るときの優越感みたいな?
それがほころび始めている不安?
不安を鎮めるご都合主義?
最近の映画は、もう作品の組み立て自体の質は上がっているから、見るに堪えない出来の悪さというのはないのだけど、でもこれを見て何を想えというのか、というむなしい感じが残ってしまいました。