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February 2017

2017.02.25

「ラ・ラ・ランド」

http://gaga.ne.jp/lalaland/sp.html

よくある、ハリウッド万歳的な作品。そういうのに、映画業界はかなり甘い。アカデミー賞6部門受賞というけど、ちょっとゲタを履かせ過ぎ。

もっとも、ハリウッドを描いた作品の中では、結構真面目な方。普通の人が銀幕の有名人になるまでに、どんな痛みを潜り抜けてくるか、また抱え続けているか、といったようなことを、正面から描いている。そこへ辿りつくまでが長くて、我慢を強いられるけど。
「マルホランドドライブ」のようなドロドロはなく、爽やか。「ヘイル、シーザー!」のようなコメディで包むことなく、少しブルー。

その本来痛くて苦い部分と、表向きのハリウッドの陽気で華やか能天気な部分とを、映像の質感で上手に区別して見せているのは、上手いといえなくもない。

悪くはないけれど、まあ、普通かなという感じの作品でした。

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2017.02.24

「トリプルX 再起動」

ドニー・イェンがなかなかいい役で出ている。
ヴィン・ディーゼルは線が太すぎてエクストリームスポーツの躍動感とそぐわない感じ。
ディーピカー・パードゥコーンさん・・読みづらいです。
あれは・・ネイマール?・・本物だあw

という具合に、役者の面白さで売り出そうとしているかのような映画。ストーリーとかもう忘れましたし。

そんな俳優の良さを最大限露出するポリシーのもとで、極め付けなのがこの人!
ハーミオーネ・コーフィールドさん!
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11163557316

ツボです!もろにツボ! かわいい顔して凄腕ハッカー!
もう映画とかどうでもいい。もっと彼女を長く見せてください。
素顔は案外となりのお姉さん風なんだけど、メイクを決めてくるとすごい。

そういうことでよろしく(何)

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2017.02.04

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」

ティム・バートンと言うだけで見に行くワタクシです。
この人のは、はずしたかな?と思う作品も少なくないのですが、うまくいったときの奇妙さ加減が好きで。本作は、割とうまくいったと思います。

邦題はペレグリンさんと子供たちの2本柱ですが、スポットライトがあたるのは子供たちの方。ミス・ペレグリンの方は、子供たちの生活環境を護るいわばインフラです。

そのインフラが囚われ、機能しなくなり、援けを得られなくなった子供たちが、状況にどう立ち向かっていくかというあらすじです。

子供たちにはそれぞれ、普通の人間にはない特異な能力があるのですが、それを生かすために必要なのものは何か、ということを、主人公の少年を通して描いています。結構いいです。
薬味に使っているボーイミーツガールやタイムスリップや成長物語やらの加減も良くて。

お話もなかなかですが、それにも増してこの作品のいいところは、映像の不思議な色合いでしょうか。現実世界の鈍く沈んだ色と、ミス・ペレグリンが作り出している閉じた楽園の明るく鮮やかな色との対比。

そしてキャスト。お話のうえでは一歩下がった位置にあるミス・ペレグリンですが、女優の強烈な存在感が、このキャラクタの魅力を放射しています。ちょっとした演技のあれこれが、いいなあエヴァ・グリーン。思わせぶりをわざとやって、ちゃんと狙った効果を嫌味なく出している。

はじめは、主人公の少年を含め、子供たち全員を上から目線で見ていた嫌な女性だったのが、お話の終わりに、子供たちの成長を、ちょっと見直したような表情を見せるのですが、それをほんの短いカットだけで演っている。
いいなあ、映画を見ていていいなあと思うのは、こういうときです。

ちょっと贔屓目かもしれませんが。


「キングダム・オブ・ヘブン」と「300 帝国の逆襲」では堂々の主役級でしたが、ここでは、脇役でありながら、要所で作品を引き締めている。そんな風です。

ファンタジーが好きなら、見て損はなさそうです。

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