「ジャック・リーチャー」
トム・クルーズは、質の悪い映画には出演しない、みたいな思い込みが自分の中にあって、これはその思い込みを補強してくれる。
なにより、ドラマとアクションのバランスが好み。
アクション主体の作品は、たいてい途中で飽きるのだけれど、本作は、要所で軍隊の火力を投入するほかは抑え目でよい。
そしてドラマは、それぞれの立場の願望がほどよく含まれたりしていて、マーケティング出来過ぎなんだけど、そう感じさせない熟練があってよい。
一匹狼を描く作品は、ジェイソン・ボーン、ジョン・ウィックなどあるけれど、どれかひとつ選ぶとしたら、ジャック・リーチャー一押し。
そんなことを感じるワタクシは、やっぱり年寄りになったということなのかなあ(笑)