« September 2016 | Main | November 2016 »

October 2016

2016.10.30

「デスノート Light up the NEW world」

3/4くらいまでは、クサい芝居とダサいシナリオにひたすら耐える。
耐えているうちにクライマックスいなだれ込んで、

まさかこのまま終わるのかやめてくれと思っていると、
ちゃんとサプライズの連発がある。

Death note というギミックをまたしても存分に活用していて、
その点で、元はとれた感じになる。

いろいろ伏線も上手に回収して、いい具合に湿っぽいオチがある。
いいんじゃない。この映画。

|

2016.10.23

「ベストセラー」

観客動員は地味だが、いい映画。

コリン・ファース演じる編集者が、語り部について語る詩的な台詞にぐっとくる。それを、もう一度最後にもってきて、上手い。


|

2016.10.22

「スター・トレック BEYOND」

スタートレックの価値観・世界観というのは、今より少し前の、理想主義的な色合いが濃い。
本作でもその点はしっかり反映・・というかそれがテーマになっている。

今の時代に見ると、こそばゆいほどの理想主義だが、まあそういうものがあってもいい。

敵役の男が、自分は闘いの中で育った、とか、人は闘いによって強くなるとか、自分は軍人だ、とか主張するのだが、それに対する若いカーク船長の答えは、「そのあなた方がつくった平和を、譲り受けたのが我々」というものだ。

なかなかうまい折り合いのつけ方だ。
この方向でこれからもいってほしい。

それにしても、クライマックスが男の殴り合いになってしまうのは、前作もそうだったけど、どうにかならないのかな。


そうそう、オープニングで、アリババの名前があったけど、中国人が目立って活躍ということはなかった。

|

2016.10.09

「エル・クラン」

誘拐を影の職業とする一家のお話。アルゼンチンの実話だそう。
法治や福祉がそれなりに機能している社会で生きていると、とても信じがたいようなお話。軍政というものの名残なのかもしれないが。

クランというのは部族とか一族のような意味だそうだ。映画の中では、”有力者”という言葉が何度も出てくるが、世の中の仕組みが、有力者の庇護とそれへの貢献ということを基礎に組み立てられているのだろう。

自分が庇護を受ける有力者が文字通り有力であるうちは、身代金誘拐殺人のような非倫理的な生業もそれなりに順調で、光と影はあるものの、楽しい人生を送っている。

だが、有力者の影響力が衰えれば、たちまち別の有力者の意向の下で、存在の危機がやってくる。有力者の下にいた地頭のような人間(この作品では「大佐」)は、さっさと仕える相手を鞍替えするが、クランの末端はそういう芸当もできず、破滅へ向かっていく。

とはいえ、この一家の主人は相当タフな人間のようで、後日談によれば、獄中で法律家の資格を取り、職業替えに成功したそうだ。

そう聞くと、誘拐という犯罪も、アルゼンチンの一時期においては、それほど珍しくもない、普通のことだったのかもしれない。

コロンビアといい、南米ってそういうところなんだろうか。


|

2016.10.08

「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」

お伽噺としてはまあまあの出来上がり。
BFGが、巨人の国では蔑まれる存在で、だからこそ人間との接点が生まれるのは、ありがちなパターン。その仕事が、これもありがちなのだが、映像がとても綺麗で、そこはひとつの見どころ。
後半、ファンタジーらしからぬリアルなものが出てきたりして、そこはちょっと目新しい。

現実世界が、様々な転換点を迎えていると巷でいわれている中で、古き良き感触のある作品。でもそれが、ちょっと嫌味でもある。そういうものを単純の良いすることは、もうできなくなりつつあるかもしれないので。

|

2016.10.01

「ジェイソン・ボーン」

見終わって、シリーズを終わらせるための作品かと思ったが、宣伝文句を後で見ると「新章開始」だそうな。いわれてみると、そう見えなくもないけど・・・微妙すぎる。

この作品は、アクションがスピーディなのがみどころだと思うけれど、どうも一匹狼が組織を相手に、というのが眉唾すぎて、難しい。闘いで最も重要なロジスティクスが、一顧だにされていないからだ。

そういう意味では、最近流行りの、「ジョン・ウィック」とか「ジャック・リーチャー」とかも一緒。

まあ、あとは冷戦世代がインターネット世代に交代したのが、見どころといえなくもない。新章というのはそういうことなのだろう。

|

« September 2016 | Main | November 2016 »