「スター・トレック BEYOND」
スタートレックの価値観・世界観というのは、今より少し前の、理想主義的な色合いが濃い。
本作でもその点はしっかり反映・・というかそれがテーマになっている。
今の時代に見ると、こそばゆいほどの理想主義だが、まあそういうものがあってもいい。
敵役の男が、自分は闘いの中で育った、とか、人は闘いによって強くなるとか、自分は軍人だ、とか主張するのだが、それに対する若いカーク船長の答えは、「そのあなた方がつくった平和を、譲り受けたのが我々」というものだ。
なかなかうまい折り合いのつけ方だ。
この方向でこれからもいってほしい。
それにしても、クライマックスが男の殴り合いになってしまうのは、前作もそうだったけど、どうにかならないのかな。
そうそう、オープニングで、アリババの名前があったけど、中国人が目立って活躍ということはなかった。
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