「君の名は」
センチメンタルでロマンチック。
タイムリープの最も効果的かつ一般的な使い方は、時間のすれ違いがもたらす切なさ。
一緒に居たいのに引き離される、忘れたくないのに忘れてしまう、を表すこと。
そのとおりの使い方で、鉄板の定番。
それを除けば、普通にちょっと青臭い恋愛もの。
絵は、独特のうまさがある。いつもどおり、緑を描くのが上手いけど、今回はそれに加えて、彗星の絵がとっても綺麗。
これはなるほどヒットするわけだ。
ちなみにワタクシは、同じ監督の「言の葉の庭」を見て、なんじゃこの駄作はと思ったので、本作も見ないつもりだった。でも見ないことには悪口が言えないので、見に行ったのでした。
「言の葉の庭」ほどひどくはないけど、今回も、この作り手の、人の心の機微に対する感覚は、あまり好きじゃない感じがした。
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