「メイズ・ランナー2」
1は迷路の中を全力で走るという面白さでなんとかなっていた。
本作は、それは受け継がず、迷路は一応なくなったが、その変わり、謎が深まり、展開が早く、その眩暈がするような感じが迷路だと言って言えなくもない。少し無理はあるけれど。
まあ、アメリカ映画におけるゾンビはもはや水戸黄門における悪役の手下の雑魚たちと同じで必要欠くべからざるやられ役だから、許すとして、次はいったいどうなるのか、さっぱりわからない。
主人公の失われた記憶が取り戻されたとき、どんな驚愕の展開と結末が待っているのか、それだけを楽しみにしていくしかない。
登場人物はかなり多いものの、しっかり記憶に入ってくる。このあたりは見せ方がうまいのだろうか。