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やっぱり吸血鬼映画は白黒に限る。
そして、この作品は、その特徴を十分生かしている。
女ヴァンパイアは真っ黒なチャドルを纏って夜の闇に同化する。
台詞は少なく、役者の表情が豊か。
ストーリーは、吸血鬼ではなく、人間世界の影を描く。
この美しいヴァンパイアに、ボーイミーツガールを絡めて、
二人の出会いのテイストが、意表を突いて面白い。
結末は救いがたい。人と吸血鬼の無言の共犯関係。
2015.09.26 in 映画・テレビ | Permalink