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「ヘルツォーク傑作選2015」というのをUPLINKでやっていた。そのうちの1本。吸血鬼もの。1979年というから、35年前の作品。
とてもゆっくりした流れだが、きちんと骨組はできていて、慣れると、ちゃんとした映画に見える。この流れの中で、ホラーもエロスも場所を得ている感じ。
いまどきの陰りのない超人ヴァンパイアさんたちは、興醒めだが、 ここで見られるのは、陰惨で臆病で弱点もある、しかし破滅的な力を持った不死の存在。
吸血鬼の本来のイメージは、こんな感じでいいかな。
2015.08.15 in 映画・テレビ | Permalink