「攻殻機動隊 新劇場版」
シリーズの仕上げに相応しく、わかりにくいプロットと、わかりやすいバトルシーン。
でも、落ち着いて考えると、政府:公共 対 防衛省:民間軍需産業 という構図は十分わかりやすいし、電脳と義体が孕むわくわくするような問題は、いつもどおりだ。どうでもいい登場人物が、妙に大物ぶっているのが、わかりにくさの理由かもしれない。
501機関と決着がついたのはよかったすな。
それはともかく。
特殊な高機能のシステムに特化していくと、進化の袋小路にはまる。
という話は、現実にもありそう。
話に聞くだけだけれど、I○6とかC□B□Lとか。
それが、車とか使用言語やプラットフォームのような、人間本体と切り離せるものなら、再学習と乗り換えでクリアしていけるだろうけど、義体となると確かに、どうするんでしょうね。
結構、現実に追いつかれつつある感じがする。
AIと人型ロボットが、現実の話として取りざたされるようになったのだから、それも当然か。
原作から25年経ってるんだねえ。
感慨深いです。