ジョニー・デップ、しばらく役と作品に恵まれない印象だったが、これは結構いけるかも。相方のグウィネス・パルトロウの魅力で、デップまでよく見える。といったら失礼か。
パルトロウ、アイアンマンの時と同じ、よくできた妻役の感じに加えて、微妙にコミカル。真面目なのにいまにも可笑しくて吹き出しそうな空気を、二人でうまく作っている。もちろん、引き立て役のあと2名のお陰もあるけれど。
でも本当は、ジョニー・デップには、ブラックでシニカルな雰囲気が似合うはず。そういう作品が世の中にうけなくなっているのを、製作側は感じ取っているのだろうか。
しばらくは本性を封印して、これくらいで生き延びてもらいたい。