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2014.12.31

「寄生獣」

漫画の原作をまた読みたくなった。

異形の生命体による侵略を扱ったSFはいろいろありそうだけれど、たいてい、相手側の思考までは立ち入らず、人間側から見た、相手の弱点探しと攻防を描くのが多い。

この寄生獣は、その点、ずいぶん相手側に踏み込んでいる印象がある。たぶん、正しく言えば、寄生獣という設定を借りて、多様な人間の中の異なる考え方をぶつけているのだろう。そこから生まれる化学反応が、Sence of wonder ということになる。

血だらけの肉塊なども出てくるので、そういうのが嫌いな方は避けた方が無難かも。

Pic02

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