140920南アルプス周回
伊那谷、というか天竜川はまだ見たことがなくて、ちょうどIngressの地図を見ると南アルプスが空いている。ということで、行って、見て、三角を張ってきた。
甲斐駒ケ岳か仙丈ケ岳も登ろうとか欲張りなことも考えたのだが、マイカー乗り入れ禁止のため、バスで登山道まで行って、なおかつ歩き往復8~9時間くらい。帰りの最終バスも16時頃と早いらしいので、今回は見送り。山中テント1泊くらいのつもりでないときつそう。
韮崎で高速を降りたはいいが、まだ朝早い。ふらっと昇仙峡の方へ行ってみる。
日本で有数の渓谷美と言われるだけあって、大きな岩がごろごろしている。
一言で渓谷美と言っても、植物主体のしっとりしたものから、巨石が見応えのあるもの、奇岩が珍しいものなど、いろいろありそうだ。ここは巨石に加えて、覚円峰というシンボルもある。
韮崎に戻って、武田八幡宮を見る。韮崎は、武田勝頼が長篠の戦で負けた後、拠点にしたところだったか。武田に因んだいろいろがあるようだ。
なぜか為朝社というものがあるのだが、そこへ行く道は熊が出るとかで柵で囲われている。
駅前の市民ホールで過ごしたり、近くの大きな観音像を見たりしているうちに夕暮れ。八ヶ岳の方から眺める。
こんな美しい斜面だから、ハイジ村を作ってしまう気持ちはわかる。しかし夜はやっぱり怖い。
このあと、富士川に沿って南下。いろいろあったが省略。計画というものは、行動の指針として必要だが、うまくいかないことを前提に複数案を用意する必要がある。今回、プランA~Eくらいまでイメージしていたが、現地でことごとく障害にあって、結局即製のプランXで実行したわけが、A~Eを立てる途中で調べたことが役に立った。そういうもんだ。
352号を静岡から千頭へ向かう途中で朝日を見る。遠くに富士が顔を出している。雲海を撮りに来たというおじさんと話す。今日は撮れなかったようだ。高級カメラと三脚を軽とかバンに積んで単独行する中高年は結構いる。
千頭駅。隣接する施設で、機関車トーマスの催しをやっている。そのくらいの年齢の子供が集まるくらいには、若年人口がある、という徴でもありそう。チェーンソーアートでつくったトトロの像などある。技法に向いている題材とそうでない題材があるだろう。と声を大にして心の裡で叫びたい(笑)。
この辺りは、川根茶というお茶の産地。いたるところ茶畑が広がっている。住宅地の空き地にまであったりする。越すに越されぬ大井川と、茶畑とは、土地の保水力という鍵でつながっているのだろうか。
天竜川に移動して、今度は北上。暴れ川と言われた川も、ダムができてからは穏やか。ボートの練習場になっているようだ。
佐久間ダムに到着。日本の土木技術の転換点となった記念碑的構造物。米国から技術を導入したらしい。
152号をひたすら北上。3桁国道なので、事実上、舗装された林道に近い。森の中のツーリングをたっぷり楽しむ。たっぷり過ぎる。
伊那市に到着。高遠氏の本拠だったところ。盆の装い。
さらに、茅野を経由して、小淵沢へ。南アルプス周回はこれにて完了。
河原で呆けていると、田舎の風景が心に沁みる。遠くの鉄塔までアートに見えてくる。
アートといえば、道の駅で見かけた手工芸品。
蜂の巣や松ぼっくりの再生。そこから生まれた小さな命の表現。
二重の ControlField になっております。二重にするためにまたいろいろ苦労と葛藤があったわけだが省略。
* * *
韮崎小淵沢のやや南、白州というところは、サントリーのウィスキー醸造所などがある。南アルプス天然水の産地でもある。キャンプ場もたくさんあって、今後も来たい。
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