「ヴァンパイア・アカデミー」
うだるような暑い季節がやってきた。こういうとき、昔は怪談を聞くのが定番だったようだけど、まあヴァンパイア映画でもいいんじゃない。最近見かけないし。
近頃はゾンビやミュータントや魔法使いの方が人気があるみたいで、ヴァンパイアが廃れてしまわないか心配だわ。確かに、日光とか木の杭とか制約が多くて使い勝手が悪いけど、そこは随分ルール変更で自由度は上がっているはずなんだけどなあ・・制約が減った分、ドラマ性が低下してしまったんだろか。よく知らないけど。
ということで、1本しかやってないヴァンパイア映画を見に行ったわけですけども。んー。
学園ものなのかなこれは。それも、アメリカンなスクールカーストみたいなものを、もろに具現化したような。
そこに、ヴァンパイア社会の主従関係やら、ヴァンパイア種族の敵対関係やら組み込んでみた。みたいな。
展開はなかなか面白いですけどね。
ヴァンパイアである必然というものが、もうすっかり失われていますな。
ダンピールがヴァンパイアの護衛という階級社会もどうなんだ。本来、ヴァンパイアハンターじゃなかったのか。
それに、あのスクールカーストというのは、本当にあるのでしょうかね。私はそういうものの埒外で生きていたので、よく知らないのだが。
など、いろいろ疑問符が渦巻くのですが、まあテレビドラマを見てる気分で、それなりに時間は過ごせます。
安っぽいけど面白い、という、バラエティショーみたいなポジショニングか。