「ホドロフスキーのDUNE」
しばらく前に見て、感想を書きそびれていた。実際に製作された「DUNE」を見た記憶は、朧にはある。全然つまらなかったと思う。ほとんど覚えていないが。
実は、それはまがい物で、こちらの製作されなかった方が本物だということを、はじめて知った。
いま聞いても、ホドロフスキーが集めたスタッフ、出演者はけっこう凄い。フィルムメーカーに対するプレゼンテーションとして作られたという、分厚いストーリーボード集も凄い。
ホドロフスキーの息子であり、DUNEの主人公ポールを演じる予定だった男が、「この映画は実現しなかったが、それはたくさんの映画の中に生きている」と言うとき、ポールの死が、無数の民衆の中にポールを再生させる、キリストの復活のようなエンディングに重なって、少し感動する。
案外見ていて退屈しないドキュメンタリーでした。
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