「ファイアbyルブタン」
予備知識なしで見たので、妙に脚フェチな構成だなと思ったのだが、ルブタンというのが靴のブランドだと後で知って納得。そういえば、「ブリングリング」でも、”みんなルブタンを履いていた”というキャッチコピーがあった。
数十年前に現地で見たクレイジーホースのオープニングの衛兵のアレは、変わることなく伝統を守っていることはわかった。その他の部分は、時代にあわせて進化しているのだろうか。よくわからない。
舞台のショーを映画館で、ということで、当然、舞台では決して見られない角度からの映像やアップなどの編集を駆使している。その点で、比較すべきは映画の「シルク・ド・ソレイユ」ということになろうか。
「シルク~」が、アクロバット・アスリートの絶技を贅沢に素材に使って、物語的な構成をとっているのに対して、本作の方は、女性ダンサーの艶やかさを中心に、テーマの方はむしろ添え物という感じ。
クレイジーホースなのだから、もう少し艶めいたもの中心にした方が、スケール感や演者の身体能力にフィットすると思うのだが・・それだとエロになってしまうのか。
個人的には、「シルク~」のダイナミックな映像の方が好みだなあ、という結論でございました。ただ、フィナーレの一体感というか、あの人たちの仲間になれたら楽しいだろうなと思わせる魅惑は、さすがにショービジネスの華だなと思いました。
そうそう、この映画はひょっとすると女性にはうけるかもしれない。トップブランドの靴だけを纏った美しいボディに向ける視線が、男の観客とは異種のものになりそう。
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