「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」
音楽の教養知識がある人には、きっと楽しそうな、21世紀に生きる吸血鬼夫婦のけだるいお話。以下ネタバレ。
そりゃ15世紀に比べたら、現代は生きづらいところだろうな。旦那が樫の木の銃弾を特注したくなる気持ちもわからなくはない。
でも結局、土壇場で、上品な仮面を捨てて、らしさを取り戻すところで終わる。
もし、主人公の彼がひとりだったら、たぶんあの銃弾が役に立ったことだろう。
そうならなかったのは、時を超えて、でも不思議な距離を保って、一緒に暮らす彼女がいたから。かりそめに「妻」などと呼んでいるが、その言葉は全くふさわしくない。
まさしく"Lovers"
老吸血鬼との関係も最後に明かされて、腑に落ちる。
なるほど、洒落たタイトルだ。
これで音楽のことを自分がもっと知っていればなあ・・
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