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2013.11.24

「ばしゃ馬さんとビッグマウス」

脚本家を夢見て果たせず、次の道を模索する、元若者の苦悩を描く。つくりものにありがちなハッピーエンドでも希望でもなく、かといって絶望でもない微妙な線を突いて、現実感をもたせた作品。以下ネタバレ。

例によって麻生久美子を見に。主演カップルの男性の方がアイドルさんだったようで、観客は女の子が大多数。きょろきょろせずおとなしく鑑賞してそそくさと退散。

どうやって夢をあきらめたらいいのかわからないと言って泣きじゃくる主人公が、リアル。才能と運と人に取り入る能力を要求される世界で、生真面目で内気な努力家に成功の目は薄い。それでも夢をあきらめきれず30なかばまできてしまった女には、それ以降の選択肢は確かに少ないかもしれない。もっとも、この主人公の場合は、実家が自営で、それを手伝う第1.5の人生という救いは残っている。

麻生久美子はもうベテランと言っていい年齢だろうけれど、大役を務めることなくここまで来た。その現実と映画のストーリーとが少し重なるのが残念。つんけんした我の強さのような空気を振りまいているのが足を引っ張ったのだろうか。などと失礼な想像をしてみたりする。本当はどういう人なのか、一般人にはわからないことだけれど。

観客の目から役者さんとして見ると、華はやや少ないから主役としては一般受けしない。一方で、脇役に収まるには美人で目立ちすぎる。こういうユニークな人がはまる役柄というのは、案外少ないのだろうか。
いや、暴言はそれくらいにしておこう。

グッモーエビアンなんかはよかったけどなあ。ああいう、頼れる大人で影と過去のある美女で若者をサポート、という役がいいのかも。

私はこの女優さん、好きだけどなあ。


Pic04


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