チョイモビおもしろーい
キュートでエコな日産自動車の超小型電気自動車、「ニューモビリティコンセプト」。そのレンタカーサービス「チョイモビ」が始まったそうなので、さっそく試し乗りに行ってきた。
乗るには普通免許が必要です。事前にネットで会員登録して、利用開始前に必修の講習を申し込んでおいた。今日はその当日。台風一過の晴天で絶好の試乗日和。講習は日産グローバル本社とパシフィコの2カ所。
はじめに簡単なビデオを見る。この取組は国交省の認定を受けて行う検証実験ということで、くれぐれも暴走や迷惑行為、事故などを起こさないように、とのこと。計画の足を引っ張らないように気を付けねば。
注意事項を聞いたあと、利用開始と終了の操作説明を受けて、さっそく試乗。ちなみに運転しながらスマホの操作などしてはいけません。当然ですが。この写真は、発進前や停車中に先行車を撮影したものです。
走りはとってもスムーズ。操作はいたって簡単。アクセルはそっと踏み込んでゆっくり発進。前後左右を目視でよく確認。このあたりはバイクの感覚が役に立つ。車より死角が大きいので、常に周囲を目視確認する癖がついているのだ。
ということで、講習終了。ありがとうございました。
* * *
これで今日は解散なのだけど、せっかく天気もいいので、さっそく予約して実際に使ってみる。
チョイモビのサイトで会員としてログインして、まずは車両の空きを検索。地図上で青い車のアイコンは空車あり、黒は全車利用中。手近な青を選んで乗車場所を仮決めしたら、そこにある空き車両の中から1台選ぶ。
次に、降車場所を、やはり地図から選ぶ。青い旗が空きありだ。同じ場所に戻ってきてもいいし、違う場所で降りてしまうこともできる。これがチョイモビの”チョイ”な所以だろう。(この画像は、後でアップのために撮ったものなので、時刻ほかは実際に利用したものと異なります)
降車場所を決めたら、チェックインで予約確定。この後30分以内に乗車しないと、キャンセルになる。
それでは、初乗車へ。
横浜駅の近くや、おしゃれな人気スポットは、既に予約でいっぱい。予約できたのは少々裏路地だけど、観光スポットで衆人環視の中より気楽に失敗できる。w 場所は便利。
本当に運転は簡単なので、すぐに流れに乗って走り出す。オートマよりもバイクよりも楽。ゴーカートみたいなものだと日産の人は言っていたけど、まさにそんな感じ。操作が楽なので、周囲に注意を振り向ける余裕が十分とれて安全でもある。バスとの距離感、高さ感はこんな感じ。普通の乗用車と変わらない。
自車がどう見えているかについては注意が必要かもしれない。車幅がコンパクトなので、狭いところもすっと通れるのだが、それが、周囲からは不安に思えるようだ。根岸の森林公園に向かう途中、狭い道にタクシーが停まっているところで対向車とすれ違ったのだが、こちらは普通に通ったつもりでも、相手はちょっと驚いたようだった。それでも、センターラインは越えてないんだけどね。
一応、軽自動車の扱いということなので、そのつもりで余裕をもって運転するのがよさそう。バイクの車両感覚は捨てるのが吉。なにより、大きな車に認知してもらわないと普及もままならないわけだし。
森林公園は道が狭いので素通りして、ゆうみんが歌ったレストラン“ドルフィン”を横目に、三渓園に行ってみる。駐車場にはチョイモビ専用スペースがある。用意がいいな。このサービスの用途を考えてみると、なるほど、バスか自家用車以外にアプローチ手段がない三渓園などは、手頃な目的地ではある。
ここで昼食。三渓園の土産物屋で飯を食う日が来るなんて思わなかったヨ。w カレーライスおいしゅうございました。中ではおじさんおばんさんたちが、「NHKのど自慢」を見ながら疎開の話などしている。時間が止まってるなあ。でもテレビだけは薄型30ichだったりするのだ。
土産に買ったおせんべいの袋が、昔の駄菓子屋みたいで懐かしかったー。
さて、気が付くと海の方へ来ているので、ここでベイブリッジにチャレンジしてみます。案ずるよりなんとやら。登坂力十分で、力強く渡れました。ちとスピード出し過ぎたか。60kmくらいはあっという間。エンジンブレーキはほぼ効かないので、下りは注意が必要。
大黒ふ頭側になぜか観光客の一団がいて、変わった車だと思われたのか、質問攻めにあった。たぶんスペイン語で。
わからんて。まったくわからん。
お互い片言英語で "マイクロエレクトリックヴィークル" "No gasoline?" "イエース" "lovely!" みたいなやり取りがあって、にこやかに分かれた。コンビニを探していたみたいなんだけど、あんなコンビナートと埠頭と火力発電所のただ中で、歩ける範囲にあるわけがない。大丈夫かな。
瑞穂埠頭の米軍舟艇など見ながら横浜中心部に戻ってきて、馬車道でちょっと撮影。ヒューマンなスケールに似合う。
ということで、降車場所に駐車していろいろボタンを押して完了。面白かったー。降車操作を完了すると、すぐにメールで完了通知が来る。これが来ないと、利用続行中扱いで料金が掛かってしまうので、必ず確認。分単位の単価で料金が計算される。普及につれて額もこなれていくだろう。(ちなみにリパークの料金はチョイモビとは無関係です)
次はもう少しすごい道にチャレンジしてみようかな。元市営プールの脇を通って野毛山に上る急坂とか。
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