アマゾンの新提案は出版社の持つ顧客情報入手が目的か
「出版社側には良いことずくめのKindle MatchBook。プログラム参加を躊躇う理由はなし!」
アマゾンのこの提案の公式発表を読んでいないので、以下は推測になる。
要するに、紙の書籍を買った人の個人情報を、手に入れようという意図に見える。
紙の書籍を買った人の個人情報は、出版社が持っている。それを、合法的に入手するには、その人がアマゾンを利用して、何か購入してくれさえすればよい。その時アマゾンに登録する個人情報は、今度はアマゾンのものだ。
情報を入手できさえすれば、その後のプロモーション手法はいろいろあるから、まずは最初の関門をクリアすることが重要だ。紙の書籍購入者に、同じ書籍の電子版を安くサービスする提案には、そういう意図があるように思える。上の記事にあるとおり、書籍の著者や出版社にとって、悪い点は何一つないと思わせることができれば、前に進む可能性があるだろう。出版社がアマゾンの意図を、どの程度脅威と見做すか、注意してみたい。
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