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2013.09.04

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」

映画の日に1000円で何を観ようか、というきっかけで、久しぶりに所謂アニメ映画を見た。お堅い役所がこの作品のキャラクタを使っているということも小耳にはさんで気になってもいたのだ。

興行的には健闘しているそうだと聞いて思うのだが、この作品が描くような幼馴染のグループというものは、ある程度の年齢になっても続いている人が多いのだろうか。残念ながら私にはそういうものはないので、類推と空想でこの映画を見るしかない。

お話は、そのグループの中の愛されキャラが、水難事故で亡くなってしまった事実を、残ったメンバーが、何年もかけて飲み込み、気持ちを整理していく筋になっている。そこに、メンバーどうしの惚れたハレたがあり、亡くなった愛されキャラが陽気な幽霊として絡んでおり、その愛されキャラは外国人という特殊な状況にあり、などなど、話を膨らます要素にこと欠かない。実際、よくできていると思う。20年前なら、泣ける映画だと言うところだ。

でも、幸か不幸か、もうそういう歳でもない。それに、声優の声というものの不自然さが気になって仕方がない。宮崎駿が、これを気にする気持ちが、やっとわかるようになった。普通の発声ではないのだから、おかしいと思わない方が不思議だ。

と、クサしはするものの、事故以来離れ離れになっていたメンバーの気持ちが、突然現れて何年も居ついた幽霊のおかげで、またひとつになる、それと引き換えに、幽霊も成仏して消えていくクライマックスは、やはり少し泣ける。うん、よい映画だと言っておこう。

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