mAAch ecute
旧万世橋横駅の赤レンガの線路が、商業施設としてリファインされたというので行ってみた。
初めて知ったけど、ここ須田町・万世橋駅は、昔はターミナル駅として大いに賑わったらしい。交通博物館跡にできた高層ビルの足元に、その記録がある。いまの裏通り風の佇まいとは全く違っていたようだ。写真で見ると、復元なった東京駅にそっくり。それもそのはず、この万世橋駅も設計者は辰野金吾。こちらの方が古いから、いわば東京駅の習作とでもいうべきものなのだ。
その元ターミナル駅に来ていた煉瓦造の高架線路の下をリファインして、商業施設にしたのが、この mAAch ecute。
内部はなかなかいい雰囲気。
ちょっと変わった仕掛けもある。万世橋駅と周辺の今昔を映像にまとめて、打ち放しの壁に投射している。この界隈の老舗商店の紹介なども最後に付け加えられている。
2階は、元プラットホームが展望デッキと軽食屋になっていて、中央線が両側を走り抜けていく。騒音振動は全くない。ぬいぐるみとクッションで飾られたアットホームな店内が、密度の高い1階や、駆け抜ける電車の殺伐さと、面白い対比を成している。
旧駅の基礎の遺構なども保存されている。秋葉原周辺の新しい名所になりますかどうか。駅から多少離れているうえに、整備された回廊が他の駅などへ続くわけでもない行き止まり感が、少々難しいところか。
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