無料と引き換え2題
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「露骨なアクセス要求:サムスンとJay-Zの無料配布アプリは「反面教師」」
Jay-Zが最新アルバムのリリースにあたり、サムスンの製品を利用する米国ユーザーへ発売日3日前に無料配布した。1曲だけではなくて、アルバム全部のようだから、随分気前がいい。
しかし、Jay-Zとサムスンのアプリはさまざまな個人情報へのアクセスを要求してくる。要求されるもののなかには次のようなものが含まれる。その代償はこれ。結構ごついけど、全部ただでは何をされても仕方がない気がする。・ユーザーの端末に保存されたコンテンツの修正や消去
・端末のスリープ機能の回避、起動中のアプリリストへのアクセス
・GPSを利用した位置情報へのアクセス
・完全なネットワークアクセス
・ユーザーの通話相手情報へのアクセス
・端末起動時のアプリ自動起動
・保護されたストレージへの試験アクセス
・ヴァイブレーション機能のコントロールへのアクセス
・端末にひもづく各アカウントへのアクセス
同省幹部は「省内用のファイル共有の仕組みはあるが、グーグルが便利なため使ってしまった」と釈明している。気持ちはすごくよくわかる。
「国家の情報を共有するのに、公開範囲も確認せずに流出させたのは言語道断だが、そもそも省庁が安易に無料サービスを使うこと自体が問題。ただ、事業者は利用者が設定を変更しなくてもプライバシーが守られるサービスを提供し、表現ももっとわかりやすくすべきだろう」どのサービスも、ただで使える代償は広告、というわかりやすい仕組みのはずだったが、SNSの台頭以降は、個人情報、各種利用履歴、ソーシャルグラフあたりまで、どこかで売られている感じはある。G+もFBも、グループの公開範囲の設定はわかりにくい。それは意図的な気もする。
自分情報の開示を細かく制御しきれるとは思わずに、一般公開されて困るようなことや関係は、ネットの無料領域には書かないのが基本。てことで。
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