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July 2013

2013.07.28

「ペーパーボーイ 真夏の引力」

タイトルの”真夏の引力”は余計。ミステリーと謳っているが、少し違う。イカレているというのが一番ぴったりするような映画。銀幕のスタアのイメージを大切にしたい向きには、間違ってもお勧めできない。原作の小説はベストセラーだそうだが。以下ネタバレ。

真実や正義の追及などというものを、あまりやり過ぎない方がよい。少なくとも、やり過ぎることで当事者はどういう目に会うか、覚悟しておくことは必要だ。そういう世界もある。というようなことを描きたかったのだろうか。徹頭徹尾イカレているので、それ以上は言いようがない。

そのイカレっぷりを、端正なイメージのザック・エフロンとニコール・キッドマンが、これでもかとやってくれる。ファンの方はイメージが壊れるので、見ない方がいいかもしれない。もっともニコールの方は「ドッグ・ヴィル」やらで、以前から結構やっているのだが。今回はそれらをはるかに上回ります。

このイカレた世界の中で、はじめはまともだった家政婦の黒人女性が、すっかり魯鈍な感じになってしまうのが、悲しみを誘う。ここで生きていくには、まともな人間性は却って邪魔になる。暗にそう言っているかのようだ。魯鈍な感じを冒頭に持ってきて、その口からまともだった過去を語らせる形をとっているのがうまい。

作り物の世界がこれだけ激しくイカレていると、却って、いま現在の現実世界が、それなりにまともに思えて、安堵する。この映画の設定は1960年代ということだが、その頃に比べれば、アフリカ系の人でも出身地を偽らずに記者になることはできるだろうから。
ひょっとすると、現実への感謝を呼び起こすのが、この作品の意図なのだろうか。

ペーパーボーイという英語のニュアンスを知らないのだが、このタイトルにおいては、現実を知らないお子様を見下す意味が込められていることは間違いない。観ている方も試されているようで、あまり気分がいいとはいえない。そういう作品。
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「終戦のエンペラー」

敗戦後の天皇の処遇を巡る物語。特に新しい解釈などはないが、戦争犯罪について調査にあたった米国の軍人と、日本人女性との秘められた恋という複線仕立てで纏めている。日本という国の特異性というテーマは、日本人には受けがいいが、外国でも受けるかどうかはわからない。以下ネタバレ。

お話の中で、"devotion" が、日本人の特質を表す言葉として、何度も繰り返される。この映画は、表向きは、太平洋戦争の開戦と終戦について、昭和天皇が果たした役割に焦点を当てているのだが、実は、この"devotion"が真のテーマなのではないかとも思える。それについては、西田敏行が役の中で真顔で解説してくれるので、それを聞くのが参考になる。少しだけ、天邪鬼の立場から私見を言えば、この論法は単なる言い訳なのだが、同じ日本人として語られると、麻薬のような作用がある。

歴史について書かれたものを読むのは嫌いではないのだが、近現代史のような評価の定まっていない生臭い部分は、少し避けているところがある。とはいえ、昭和天皇が没してからもう四半世紀が経つのだった。その周辺を描いた映画があらわれるのに、必要にして十分な時間が経ったということだろうか。

先日の、電車に挟まれた乗客を助けるために、乗客と駅員が一緒に電車を押すニュースは、もちろん結構な話なのだが、同じ根をもつ何かが、災厄をもたらす方向に作用する場合もあることは、あまり意識されない。同朋の苦境や犠牲を意図的に演出することなど、ある種の人間にとっては朝飯前だろう。

innocence を免罪符にすることが許される条件は限られる。願わくは、devotion が深化して、普遍的な humanity と wisdom に至っているといいのだが。

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雑記130728

昨日は、隅田川花火に合わせるように、どんぴしゃりのタイミングで夕立。残念でした。


新しいNexus7、かなり性能が上がったみたいで、興味はあるんだけど、公式ページを見てもComingSoonか・・これで写真を多用したブログとか書けるかなあ。

iPhoneをつないで画像を吸い出せれば、考えるかも。
昔のウエストポーチみたいな大きさの鞄で済みそうだし。


Docomo 150MbpsのLTEサービス始めるそうな。10月から東名阪で。問題は月間使用量の上限だな・・それと、他地域でのより低速回線へのスムーズな切り替え。

これが良さそうなら、光から乗り換えてもいいんだけど。。

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2013.07.25

雑記130725

ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか〔"Why Nations Fail")』

盆休みに読むのにちょうどよさそう。

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2013.07.20

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東京中央郵便局が超高層に建て替わって、足元の一部が商業施設にリニューアルされ、3月にオープンした。東京駅前広場に面するファサードの保存で、政治家までが口を出したり話題になったのだった。

正面と側面の6階建てのファサードのみを、数メートル曳屋するとういう力業を使って、保存ということになった。建築物保存の定義はよくわからないが、とりあえず、近世以前のものだけでなく、近代以降の建築にも、修復保存というメニューが加わったのはよいことだろう。

修復されたファサードの上部に屋上庭園。新丸ビルなどと同じ高さのスカイラインを作る。
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表側だけの保存ではなく、裏側の非常外階段も保存されている。
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旧局長室も、修復保存されて、旧局舎の新築工事の様子が写真で展示されている。
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「風立ちぬ」

世の中は理不尽なもので、何か思い描くような理想的な条件や環境など無いものだが、そんな中からも、最高に美しいものを生み出すことはできるよ、ということを、設計家の仕事ぶりと、女の生き様とに写して重ね、交錯させながら描いている。そのコンセプトを評価したい。漫画の原作がある由。以下ネタバレ。


主人公の航空機設計のセンス、才能は、必ずしも十分恵まれた環境に置かれているわけではない。製造の裾野を支える技術基盤は脆弱だし、ロジスティクスも弱い。予算を生み出す経済力も貧弱だ。さらに、戦争のような好ましくない目的に利用される宿命も背負っている。それゆえ、身に覚えのない迫害を受けるリスクもある。純粋な探究は常に妨害され得る。

けれども。
「設計はセンスだ。」 と、イタリア人の心の師匠は言う。
「いやー面白かった。」 と、設計課の上司は言う。

ハンディキャップは、嘆くものではなく、センスよく乗り越えるものだ。そうだろう?
主人公はその教えのとおり、不十分な環境の中からも、最高に美しいものを作り出す。

一方、彼と縁で結ばれた女性の方はどうか。死に至る病を、母親から受け継いで生まれついている。健康状態は、同時代の人と比べても普通以下だ。けれども、それを認めたうえで、徐々に朽ちていくのではなく、最高に美しい時を二人で共に生きることを選び、与えられた短い時間を生かし切って去っていく。

主人公の最高傑作は、彼女との美しい時を糧に生まれた。
「お前のおかげだよ」。 と、主人公は寝言交じりに言う。彼女にとって最高の贈り物。

傑作には、もちろん影もある。
飛行機乗り達はひとりも帰ってこなかったし、彼女は短い生を終えて先に旅立った。

それでも。
「君は、まだ生きねば。」 と、師匠は再び言う。「うまいワインがあるんだよ。」

泣かせる要素を十分含んでいながら、この陽気で透徹したイタリア人をときどき登場させて、ともすればじめつきそうな空気を乾かしているのが、うまい。

絵の方は、いつもどおりのジブリ品質。過去の作品からの引用もいくつかあった。空高く飛ぶ飛行機の群れに一機また一機と加わっていく絵は、「紅の豚」から。二人が再開したときの雨の描写は、「崖の上のポニョ」の老人ホームの玄関で見たとおり。これをもう一度見られたのはよかった。空中分解した機体を床に並べて再構成しているシーンは、ラピュタのロボット兵のようでもある。緑の描写の濃さは「もののけ姫」か。


ところで、映画を見る前に、小説の方の「風立ちぬ」も読んでみたが、主人公と許嫁との関係は、映画とはかなり違うように思う。”風立ちぬ”をタイトルに使いたいための、やや強引なこじつけに感じられてしまうのが残念。

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「祖父の語るところによると」

祖父の語るところによると

産業革命の始まりから体験した人の意見。
あくなき成長を強いる世界と、それ以前の世界。

青空文庫になっている「風立ちぬ」を今しがた読み終わったのだが、なるほど、産業革命以前の世界の名残はこういうものかもしれない。ひどく牧歌的で、ひどく物足りない。いまさら引き返せるものでもないから、前に進むしかない。といっても、ほどほどにだが。

人の心の動きはエンタテインメントの最上の素材だが、それを自覚的に楽しむメタな心の構造というのは、それ以前の世界にもあったのかどうか。

物足りなさの穴埋めに、やはり映画の方も見に行くか。

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2013.07.15

ホワイトカラーの生産性

情報通信技術と賃金の関係 移動端末の効果が急上昇

50歳代の所得階層とパソコン使用時間の相関係数は突出して高いことがわかった。
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実はこれまで、ICTの経済学的研究では「若年層と高学歴者にコンピューター・プレミアム(コンピューターをよく使う人ほど所得が高い)が観察される」という定説があった。しかし、分析はこの定説と矛盾した結果になっている。
それくらいの年齢になると、判断業務が増えてくるわけだが、判断を支援する基礎データの獲得と整理が、ICTによって大幅に改善されている、という感じはある。
世の中、なかなか一気には変わらないけれど、変化の芽は間違いなくある。

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2013.07.13

130713前武尊山

一応、三連休。先日登った皇海山の、国道を挟んだ向かい側に、武尊(ほたか)山というのがありますな。標高も同じ2千M級。これは手頃ということで、行ってみることに。

今回は、行き当たりばったりではなく、事前に少し調査。当初は、沼田ICから国道120号で行く道を考えていた。川場村を抜けて川場谷野営場までバイクで行き、そこから登り始める南側のルート。しかし調べてみると、西側の水上・奥利根方面から登るのが一般的らしい。景色などもそれが一番いいようだ。周遊コースがとれるので楽しそうでもある。沼田に着いてから、天気を見て選ぶことにする。

朝5時半発。大泉を6時通過。なのだが、関越はすでに渋滞気味。みんな早起き過ぎでしょ。前橋を過ぎたあたりから、やや雲が増えてくる。まだ気温も高くTシャツ姿の多い上里SAで、白い視線を浴びながら、用心のためにレインウェアを着込んでさらに行くと、計ったように雨が降り始める。これで、今日のルートは南に決まり。西ルートは天気のいい日のためにとっておく。

9時、川場谷野営場着。野営場というより、砂利敷きの駐車場のように見える。掲示板でコースを確認。事前調査では、③の野営場コースしかわからなかったのだが、①旭小屋コースというのがあるではないですか。健脚向け? それっておいらのこと?テヘッ? というノリで、途中分岐から①のコースへ乗り換えていくことに決める。何も知らないというのは実に幸せなことなのである。
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分岐まではハイキング風の道。雨は止んでいる。ここの分岐から①の「健脚向け」コースへ。
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まあ、藪やら急斜面やら倒木やらは普通。
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左は、しばらく道とわからず、周辺をうろうろ探してしまった。岩の狭い隙間を体を横にしてすり抜ける。スポーツ用品店で売っている、幅が妙に狭かったり厚さが薄かったりするザックはファッションかと思っていたが、実用上の要請がちゃんとあるのだ。初めて知った。右は・・はいはいこの木の根と岩の間を登るのね。ほかに道らしいものなんて無いわけだし。わかってますってば。健脚向けというよりサスケ向けなんじゃないか。
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そんなこんなで、とうとう、頂上のような開けた場所に出た。案外早かったなとおもいつつ、念のためGPSを見てみると・・なんかまだ半分くらいしか来てないですけど。
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周辺を探してみると、岩の反対側に踏み締め道がある。よかったよかった。でも左側が何もない崖で結構怖い。
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少しいくと、またも岩山。今度はさきほどのような踏み締め道もない。・・・おや?鎖なんかありますな。これを伝って行けということか。でもおいっ! 左側断崖なんだけど。足滑らせたらそこで人生終わりっぽいですけど。おまけに鎖の先の方が・・岩を巻くように向こう側へ消えてるよぅ。吹きさらしで風はびゅうびゅう吹いてるし雨まで降ってきたしこれを本当に逝くのか自分? 何か間違ってないか? 途中で道間違えたりしてないか?
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まとりあえずだ。あの先がどうなっているのか見てみよう。まだ少し余裕あります。足元はまだ土を踏んでいるし。ということで、へっぴり腰で鎖を握りしめて岩に頬がくっつくくらいで微速前進。向こう側を覗いてみた。
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解説しよう。これ、視線は下を向いています。水平方向を見ているのではありません。
そのとおり。下が見えませんね。よくわかりましたね。わたくしはまだ冷静です。たぶん。

とりあえず、iPhone落とさないように慎重にポケットにしまって、と。
さてどうするんだこれ。引き返す? でもいま来た岩場を後ろ向きで戻るのかうわあああああやだああああ。パニィィィィィィィィック寸前。


そのとき、ふと雨交じりの空から聞こえましたのです。

"Fear. is a Choice."
おお、その声はウィル・スミス神! 「アフター・アース」の! なんかあんまり評判よくないですけどあの映画。「ほっとけえぇぇぇぇぇぇぇー」
みたいな一人ボケ突込みしているうちに落ち着いてきた。降りられそうな気がする。余計なことを考えずに、状況をよく見ればいいのだ。両手両足両目があるのだから。

というわけで降りました。左は途中の足一つ分くらいの岩棚で休憩中の見上げ。右は降り切ってからの見上げ。こうしてみるとたいしたことなさそうに見えるんだよねえ。上から崖を覗き込みさえしなければ。
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この崖のキョーアクなところは、最初の比較的傾斜がゆるい(といっても60度くらい?)ところが、ほとんど足掛かりがなくて、鎖に体重を預けざるを得ない瞬間があるところか。そこを割り切ってしまえば、なんとかなる。鎖が外れてしまったら、それは運が悪かったというだけのこと。

雨で鎖を握った手が滑るのが少々危険だったが、降り始めだったのは幸いした。あれで岩壁の方も濡れてすべるようだと、ちょっと危なかったかもしれない。

まあ、ここで死亡事故があったニュースとかあまり聞かないし、みなさんそれぞれに切り抜けているのだろう。普通にフィールドアスレチックの遊具だったら、大喜びでチャレンジするようなものだが、登ってくる間に体力消耗しているから、見掛け以上に難しく見えるところはある。

* * *

やれやれ、これで山場を越えたと、思いたいところだが・・こういう感じの鎖場が、あと数か所あって、参りました。

左は、カニのよこばいとかご丁寧に名前まで付けてくれて。下がない。ハーケンというのだろうか、鉄の釘が打ってあるだけ。その下は何十メートルあるのかわからない。おまけに、渡った後は向こう側の崖をよじ登れと。どういう罰ゲームだよ。木の根があって取り着きやすそうに見えるのが罠。揺すってみると、土と根も一緒に揺れる。荷重はあまり掛けられない。
右は、岩の間の隙間を垂直に降りてくる罰ゲーム。岩に挟まれた安心感は見せかけで、手を離せば落ちる。ニュートン先生に聞くまでもない。
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ほかにも写真を撮る余裕のなかった難所がいくつかあったか。落ちると死ぬという恐怖はとりあえず棚上げして、ひたすら上手く体重を操るように両手両足を動かすことに集中した感じ。やり方がわかってくると、これはこれで面白い。場合によっては中空に体を預けるようにして位置をずらすと、簡単に足場を確保できたりとか、体操だと思えばいい感じもあった。たぶん何度か行って慣れれば、どうということもなくなるのだろう。
少し認識が甘いかもしれないが。

最初にルートを切り拓いた人もいるはずだ。中にはそれで命を落とした人もいるのかもしれない。これがそうなのかどうかはわからないが。
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そんなこんなで、13時、*前*武尊山頂到着。登り4時間は予定を1時間ほど超過。
このルートで下る人向けに、やんわり警告の看板が。確かに、上りで消耗した後であの鎖場を通るのは、ちょっと危ないかもしれない。
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昼食を食べながら、この先どうするか考える。ここから武尊山までは、高低差はあまりなく、山歩きの楽しさは少なそう。今日は雲とガスが出ていて見晴は期待できない。往復1時間半ほどかかる。
ということで、武尊山は天気の良い日に西側から改めて登ることにして、今日はこのまま下山する。

下りは掲示板に従って、おとなしく一般登山者ルートで。こちらは、神社の段々や、公園のすべり台みたいなところはあったが、特に考え込むような難所もなく、2時間半ほどで野営場に到着。
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往復で出会った人は、山頂間近でクサリ場へ下っていく若者1人だけ。空いていていい山歩きだった。

* * *

川場町の市街に降りてきて、日帰り湯をもらってついでに食事もして、近くにあったキャンプ場で一泊。ここは、畑の中にあるが、堡塁を巡らせた大きな窪地のようで、周囲と隔絶した空間がなかなかよい雰囲気。デザインセンスのよさそうなロッジなどもあって、利用者は若い家族連れグループが多いようだ。
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群馬県に来ると感じるのだが、よく手入れされて美しい町が多い印象がある。モニュメントとかそういうものではなく、町のそこかしこが何気なく美しい。郷土愛が脈々と受け継がれているというか。役所任せではないというか。折に触れて、いいなあと思うことが多い。
高度成長期以降に総理大臣を4人も出したことと、関係があるのかどうか。

* * *

翌朝早く、関越に乗って帰る。三連休くらいだと、気分的に慌ただしい。
帰り道、上里SAで自衛隊ご一行に遭遇。大砲だあ。
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北関東は、山歩きにはなかなかいいところだ。男体山、皇海山、武尊山と、百名山というものにはとりあえず登ったわけだが、次はどうしよう。

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2013.07.12

セブンカフェは「カスタム自販機」の市場を切り拓く!

なわけないでしょ。w

でも、カスタムチューンのベースとなることを意図して売り出す製品というのは、長く愛される可能性があるですよ。

例えばプラモデルとか。ラジコンカーとか。

バイクもそう。YAMANHAのSRとか、確かそんな感じだったか。HONDAのXRもかなりそういうところがあったかな。

セブンカフェも、怪我の功名で、そっち方向を目指すといいのじゃないか。ゆくゆくは、「全日本セブンカフェデコレーショングランプリ!」みたいなイベントしてみたり。デザインをネットで募集して次期モデルのカスタムパーツに採用したり。(次期モデルをそのデザインで固めてしまうのではなく、カスタムパーツとして供給するのな。パーツの選択は店長の裁量w)

いやほんと、そんなわけないでしょ。w

#セブンカフェの様子

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でも、これはひとつのヒントだよね。

暇と小金を余らせているエンドユーザのクリエイティビティをいたく刺激する製品。
なにかやってやらずにはおれない。w

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2013.07.11

無料と引き換え2題


露骨なアクセス要求:サムスンとJay-Zの無料配布アプリは「反面教師」

Jay-Zが最新アルバムのリリースにあたり、サムスンの製品を利用する米国ユーザーへ発売日3日前に無料配布した。
1曲だけではなくて、アルバム全部のようだから、随分気前がいい。
しかし、Jay-Zとサムスンのアプリはさまざまな個人情報へのアクセスを要求してくる。要求されるもののなかには次のようなものが含まれる。

・ユーザーの端末に保存されたコンテンツの修正や消去
・端末のスリープ機能の回避、起動中のアプリリストへのアクセス
・GPSを利用した位置情報へのアクセス
・完全なネットワークアクセス
・ユーザーの通話相手情報へのアクセス
・端末起動時のアプリ自動起動
・保護されたストレージへの試験アクセス
・ヴァイブレーション機能のコントロールへのアクセス
・端末にひもづく各アカウントへのアクセス

その代償はこれ。結構ごついけど、全部ただでは何をされても仕方がない気がする。


内部メール誰でも閲覧「グーグルグループ」利用

同省幹部は「省内用のファイル共有の仕組みはあるが、グーグルが便利なため使ってしまった」と釈明している。
気持ちはすごくよくわかる。
「国家の情報を共有するのに、公開範囲も確認せずに流出させたのは言語道断だが、そもそも省庁が安易に無料サービスを使うこと自体が問題。ただ、事業者は利用者が設定を変更しなくてもプライバシーが守られるサービスを提供し、表現ももっとわかりやすくすべきだろう」
どのサービスも、ただで使える代償は広告、というわかりやすい仕組みのはずだったが、SNSの台頭以降は、個人情報、各種利用履歴、ソーシャルグラフあたりまで、どこかで売られている感じはある。G+もFBも、グループの公開範囲の設定はわかりにくい。それは意図的な気もする。


自分情報の開示を細かく制御しきれるとは思わずに、一般公開されて困るようなことや関係は、ネットの無料領域には書かないのが基本。てことで。

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2013.07.10

ネット風聞の偏向が知らないうちに強まっている件

文春の「安藤美姫選手の出産」アンケートで思ったこと

現在のネットから見ると、日本社会の老人たちは保守的だとステロタイプで批判されることが多いが、ネットを出てみれば、そんなことはないとわかるものだ。私生児だろうが、被差別者であろうが、断固これを支持する70過ぎの老人たちも少なくはない。

先日の、はとぽの尖閣諸島を盗んだとかどうとか発言の広まり方もそうだったらしいけど、前後の文脈も読まず、そもそも知らずに、勝手な思い込みでバッシングに走る傾向が、少々強く出すぎている感じはある。

なので、この手の煽り的なネット風聞には、距離と時間を置いてから意見表明したいものだと、自戒したい。

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2013.07.09

職業訓練の効果

母子家庭を生活保護から切り離すべき”不都合”な真実

職業訓練は母子家庭の失業者には有効ですが、それ以外はほとんど役に立たず、とりわけ低学歴の若者と高齢者への教育投資はまったく効果がないという結果が出ています。
そうだったのか。これはメモ。

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2013.07.08

「最後のキス」

2011年のイタリア映画祭で人気のあった作品を集めた、「Viva!イタリア」3本のうちの1本。夫婦の絆について、ドタバタ劇で笑いを誘いつつ、じんわり教えてくれる良作。主人公カップルの女性を演じているジョヴァンナ・メッツォジョルノさんがもうすごい美人。それが怒った時の切れっぷりは・・すぐ劇場に行って、後学のために見ておくべき。

初老の夫婦と、そのまだ若い娘のカップル、彼らの既婚未婚とりまぜた友人達、2つの年代の様々な恋愛、夫婦愛を同時進行で見せる。軽いお遊び、一時の気の迷い、家業、子育て、責任、逃避、倦怠、浮気、破局の一歩手前まで、順不同でいろいろ見せられることで、赤の他人からスタートしてかけがえのない伴侶になっていくまでの、夫婦というものの紆余曲折、一筋縄でいかない縁の深さを感じずにはおれない。

といっても湿っぽさは少なく、むしろ印象としては陽性で騒がしい。浮ついた陽気さとは少し違うのだが、この辺りがイタリア的なテイストなのかもしれない。

とまあ、わかったような感想を書いてもありきたりにしか聞こえないが、この作品の見どころは、どちらかといえば落ち着いた雰囲気の主人公が、夫の浮気を知ってからの逆上ぶり。これが激しく真に迫っている。いやもう包丁握りしめたところでわたくしは惨劇の予感に震えましたです。

そして、彼女の憤激と対比した夫のうろたえぶりが笑いを誘う。しかもこの男、狼狽のさなかにもしっかりと、秘すべきことはしれっと嘘でカバーして、決定的な破局を回避している。妻の方も、薄々は感じながらもとりあえず鉾を収める。これこそ夫婦というものの阿吽の呼吸。笑わずにはいられません。

一方で、彼らの友人夫婦の生真面目な破局と比較すると、長きにわたる夫婦の付き合いが、必ずしも真面目一辺倒で続くものでもないことに、それとなく気づかされたりもする。


美人が怒ると怖いけれど、男は慌てず騒がず誠意をもって、「嘘も方便」で切り抜けるべし。爆笑したあと、悲喜こもごもを感じる良い作品でした。

タイトルが少し気になる。「最後の」というよりは、「もう一度・・」とでもした方が内容と合う気がすると思っていたら、続編が作られていて、そちらのタイトルが「もう一度キスを」だそうな。本作のエピローグから考えて、続編は妻の方の浮気を描いているのだろうか。そちらも機会があれば見てみたい。

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2013.07.07

アラン・ケイの意見

コンピュータは人間を進化させるか アラン・ケイ氏インタビュー

作文は思考を組織化する。単に博物館の展示物を集めるだけではない。しかしほとんどの学校はその違いを分からない。
そして、”いいね!”がそれを助長する。

教育者なら誰でも、アウトプットの重要性は、痛いほど知っていると思うけど・・彼の周りではそうでもないのかな。

世界を見るノーマルなやり方は素早く認識することだが、科学的なやり方とはゆっくり認識することだ。
文明化の最大の意味のひとつは、これかも。

一般教育を行なう主な理由の1つはまさに、有権者がさまざまな問題で同じ会話ができるようにするためだ。そうしなければ職業訓練校やギルドの昔に戻ることになる。
これは日本国内でも重要。教養より実学重視の傾向は危うい。

さすがアラン・ケイ。教育に関しても、すごくいいことを言う。

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2013.07.06

「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」

原題は単に"FUR"。邦題は少しキャッチーに過ぎるか。とはいえ、ニコール・キッドマンの美しさには文句なく釘づけになること請け合い。huluで見ました。

伝説の写真家のポートレイトを描くというお題目を掲げながら、実のところ、ニコールだけを追っているように見えて仕方がない。その意味では、残念な作品。いやいや、でも眼福です。

美しいが固い表情で抑圧された生き方を表現する前半から、多毛症の男に惹かれて次第に自分を解放していく後半まで、ニコール・キッドマンの女優としての実力にふさわしい見せ場がたくさん。

ダイアン・アーバスという写真家の実際の生涯とは、かなり違うストーリーだそうだが、フィクションの部分の筋書は、ニコールのために書かれたと思えば、十分許せる気がする。

ちなみに、実在のダイアン・アーバスの方は、ファッション写真の世界で活躍したあと、次第にフリークスなどの題材に傾倒していき、48歳で自殺したのだそうです。シャム双生児を撮った写真が有名だとか。

映画では、自殺に至る部分はまったく描かれず仕舞いなので、ノンフィクションを期待すると裏切られます。

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氷の下で共鳴する音

ゴルフボールを凍った湖に投げたら…すごく奇妙な音がした!(動画)

これだ。

5月初旬の日光男体山に上ったとき、雪道で聞いた不思議な音。
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氷の下の空間が共鳴箱になっていたのか。。不思議だなあ。

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2013.07.04

メッキが剥げたら新しいメッキを

輸入物価上昇は日本の流通を変えるかもしれない

製造業がつくってきたブランド価値というメッキが剥げて、PBが伸びるかもしれない、というお話。
それは、効率の悪かった部分が削られるということで、いいとも悪いとも言えないけれど、そのメッキ部分で食べていた人たちにとっては嬉しくないだろうとは思う。

それにしても。

そもそも人口が増えるわけでもなく、また所得が増えないなかでは、そうそう需要が伸びるということにはならず、市場競争による価格の押し下げ圧力に歯止めをかけることは結構難しいことだと感じます。
新しい種類の付加価値を探さないとなんだけど・・・。

別の言い方をすると、新しい種類の贅沢(メッキ)を探さないと、てことか。(笑)

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2013.07.03

GoogleReaderサービス終了で思うこと

一応、feedlyに移行してだいぶ時間は経つのだけど。

Feefly は更新の頻度が低いようで、何日も前のfeedがまとめて現れたりする。一応GoogleReaderからOPMLファイルを取ってはあるから、ぼちぼちほかのあぐりげーたーを探そうか。

情報へのフックとしてTwitterを挙げる意見もあるようだけど、見出しを一覧できるRSSアグリゲーターの代わりにはならない。昼夜の別なくリアルタイムで流行を追うような業界人ではないのだから。
そういう意味では、Feedlyの更新が多少遅くても、問題はないのかもしれない。

なにより、RSSという仕組みはインターネット世界にオープンなのがよい。SNSの囲い込み主義には、もうひとつ馴染めない。

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