「エンド・オブ・ザ・ワールド」
一応、世界の終末を設定してはいるが、それは、日常のしがらみを離れて物語をつくるための舞台装置。普段の生活なら、決してやらない、起こらない事柄を、起こすための設定。
そういう設定の上で起きることが、人どうしの別れや出会い、陽気な絶望、和解、といった諸々であることに、ほっとする。古いLPレコードとプレーヤーから流れる音楽もいい。
ロードムービーの良さも大いに取り入れている。事件があっても、結局二人で目的地目指した旅を続ける、この安定感。全体に抑えた調子の展開で、波乱を経ながらも二人の距離がだんだん縮まって、終盤近く、通りかかった行列に加わって、海辺に向かうときの盛り上がり、解放感がいい。多幸感と言ってもいいくらい。これは、居場所を見つけたときの満ち足りた様子なのだろうか。
女性監督らしい感性で、こじんまりした作りの中に、溢れるような多幸感を生み出して、作品を成立させている。受けはしないだろうけれど、個人的には、なかなか悪くない一本でした。
キーラ・ナイトレイの突き出た顎とぺったんこな胸と早口の台詞が、この映画に不思議とマッチして、好感度高め。
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