漫画原作を映画化する利益の配分
しばらく前に、「テルマエ・ロマエ」の映画の原作料が安すぎるという話題があった。そのとき、当然のように、映画化に伴う赤字リスクを原作者は負わないのだから、原作料は安くて当然だ、という趣旨の意見もあった。
しかし考えてみると、原作者は、それが版権ビジネスで収益を生むかどうかさえわからないときに、自分の時間という貴重なリソースを投入するリスクをとって、作品を生み出した。期待する収益の一部を、まずは原作の売上から取るとしても、その先のさらなる収益化を企図していけない理由は何もない。従って、映画化の際にも、相応のロイヤリティを受け取るのが当然だと言うこともできる。
ことほど左様に、誰もが自分に都合のいいことだけを、まことしやかに言うものなので、注意深く聞く必要がある。
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