雑記130215
なんかここ数日来、馬肉のハンバーグがどうたらとかいう記事がFTに頻繁に登場するのだけど、何なのでしょう。
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「『なめらかな社会とその敵』を読む」
「同一的な自己に居着かず、つねに引き裂かれてあることを常態とすることができるかどうか、それが人間的成熟の指標である」毎度お馴染みだけど、いいこと言うなあ。
数ヶ月間、視野を狭めて深く掘ることが必要なときが、仕事の要請としてはある。
そういうサイクルで、このところ少し視野狭窄気味だったので、ときどきこういう声を聴けると助かる。
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「オンライン教育による物理大学のリプレースが驚異的なペースで進んでいる」
もっとも革新的と思われるのが、University of Wisconsin(ウィスコンシン大学)による、学位取得条件からの履修時間の排除だ。学生たちの要件は、テストに受かることと、学位取得関連費用を払うこと、これだけになった。だからこれからは、世界のどこからでもコースを学べる。理系はそれでいいと思う。
教育の世界ではとくに、パイロットで成功した企画が大規模展開でこけることが多い。実験的な教育は最良の教師と最良の学生を揃えて行われるが、そこでは、それを一般化して本格展開した場合の問題が、事前対処されない。正確に言えば、オンラインの場合は、少数の優秀な先生の講義を無限大の受講者が聴講できるから、少なくとも、教える側には一般化に伴う問題は発生しない。課題は、受講側のモチベーション維持と、受講者評価の部分にある。e-learningがこける最強にして唯一の理由。
解決は当分、難しいと思う。(もともとモチベーションの高い少数の層は別)
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