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2012.05.09

図書館とTUTAYAの提携話の件

あんまり情報収集せずに、まず思うところを書き飛ばしてみる。


1.利用者の自主的選択に任せる考え方

借りた履歴情報の提供をするかしないか利用者が選べるようにしたらいいのじゃないかと。単純にそれだけの話のような気がするけど、なんでこんな騒ぎになってしまっているのだろう。

個人情報提供によって、個人の側にはメリットとデメリットの両方が発生するのであって、差し引きプラスかマイナスかは個別に判断することであるように思います。

技法として、オプトアウトかインかというのは、その次の枝の話。


2.ガイドライン遵守を事業者に義務付ける考え方

もっとも、履歴の提供と引き換えに得る利便性の魅力が、普通の人にとって非常に大きくなって、思想信条の自由と引き換えにしてもよいとするような風潮(日本的に言うと「空気」)が生まれ、思想信条の自由を保持する自由を奪われたくない個人が生きにくい世の中になる事態は起こり得る。

そうした「空気」の増長を抑制するためにこそ、事業者に対してプライバシーの尊重を義務付ける考え方があるのだと、勝手に解釈していますですはい。これは、個人に対して非人道的に振る舞い得る社会(多数の暴力)というものから、個人を護るための予防装置。


3.事業者に対する距離感

もう一点、自分の読書の嗜好を握らせてもよい相手を選ぶ自由は確保したいところ。 Amazon に知られるのはかまわないけど、TSUTAYAに知られるのは嫌だ、という感じ方はあると思う。
ましてや今回は、公共の図書館だから読書歴はだれにも知られることはないと思っていたのが、いきなり民間の事業者に引き渡され、これでもかとばかりに営利目的で利用されるというのだから、それは反発も起きるだろう。団鬼六の文学的技法の研究のために借りた履歴は間違いなく消去してもらいたい。

* * *

私の結論は、いまの状況からは、1で当面はいいかなというくらい。
あんまりひどくなるようなら、2に鞍替え。

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