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2012.05.05

120428山陰行記

日本列島を大雑把に何々地方という呼び方をしたときに、行ったことがないのが山陰地方。というわけで今年はここへ。昨年行くつもりだったのだが、震災があって東北行に変更したので、おあずけになっていた。

霧の東京を6時に出発。東名を西へ。
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予定では、徳島行きのフェリーに金曜夜に飛び乗るつもりだったのだが、満席キャンセル待ちということであえなく断念。以前は、雑魚寝の二等は当日乗れてしまったような気もするのだが、思い違いか。今は二等と雖も番号が振られた寝具入れの棚が割り当てられて場所まで決まってしまうのだった。たまにしか使わないからすっかり忘れていた。

やむなく意を決して道路で行くことに。山陰は遠いな。。オフロードバイクにはあまり嬉しくない展開だが、一方で途中いろいろ見て廻る楽しみがある。新東名というのが開通したそうなので、まずは最初のメルクマールにする。

箱根を越すあたりまでは霧が晴れず寒かったのだが、静岡県に入ると俄然晴れて、右手間近に雄大な富士が出現。新幹線から見るよりずっと大きく見える。走りながら写真が撮れないのがつくづく残念。スキーのゴーグルにカメラを内蔵したやつ、高いけど買うかなあ。。

新東名はできたてだけあって、路面が綺麗。道はカーブが少ない。路肩の舗装の色がシック。トンネルの照明が白色光で明るい。ネオンランプのおどろおどろしい感じがなくなった。総じて、流行り言葉で云うところの、スマート。

駿河湾沼津SAで最初の休憩。テナントは上島珈琲店など明らかに都会志向。同時に、地元の物産販売もあって目を引く。

これは、黄金柑という、小さくて可愛らしい柑橘類。味は濃くてうまい。説明書きによれば九州で見つかったそうな。右はあとでB5ノートに乗せて撮ったものだが、まさに月見団子サイズ。
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20個くらいで250円。これは都会で受けるかも。

ほんれんそう安いぞ。これが帰りなら買うところだが。。
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車の展示などもあって開業気分を演出。屋外には電気自動車の給電機もある。1機だけだが。
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このSAのウリは、やはりオーシャンビュー。空も晴れあがって素晴らしい。
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このSAは、隣接して地元の人のための駐車場もあり、高速道路利用者でなくても、物販や飲食施設を利用できる。旅行者は地元の物産を知ることができ、地元民はテレビで見たサービスを手軽に体験できる、文化が出会う場でもあるわけだ。テナントがどう変わっていくか、しばらく気になるところ。

次は、静岡SA。お台場にガンダム立像が帰ってくる間、しばらく出張していたところだ。当然のようにSTRICT-Gがある。
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そして、トラックドライバー御用達の店も。コインランドリーやシャワーもあって、バイクツアラーにも使い勝手がよさそう。
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小牧あたりで高速を降りて、次のメルクマール、明治村へ。以前来たときは時間がなくて、帝国ホテルしか見られなかったのだ。今回も午後2時と時間はおしている。
帝国ホテルは、移築されたのがエントランスホールまわりだけなので、重文指定はもらえないらしい。ガイドさんが残念そうに話していた。維持の費用は、ライト財団や篤志家の寄付に頼っているとのこと。現在の帝国ホテルにも、ディテールの意匠は随所に生かされているらしい。こんど探しにいってみよう。
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聖ザビエル天主堂は、ステンドグラスが落とす光が美しい。
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呉服座(くれはざ)は重文指定。内部の様子がよくわかる。ひと枡が4人、桟敷も入れて席数ざっと250程度か。興行の収益構造がどうなっていたのか、知りたいところ。そういう解説も一般向け資料として作ってくれると、博物館としての明治村の価値も上がると思う。

宇治山田郵便局も重文。この意匠を木造でつくるわけだから、当時の大工や施主の心意気が知れようというもの。擬洋風などと侮れない。
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西園寺公望別邸の坐漁荘は、御厨貴「権力の館を歩く」が取り上げていた。内部をぜひ見たかったが、時間も遅くガイドの最終に間に合わなかった。ガイドなしで自由に見学はできないのだ。次は早めにここへ来よう。
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そして、幸田露伴が住んだ「蝸牛庵」。これも中を見れなかったが、玄関がよい。障子窓にガラスが使われていて、奥の客室が庭をはさんで見通せる。現代でも好まれる手法。ほかにも、森鴎外や夏目漱石、石川啄木などが住んだとされる住宅はあったが、どれもあまり変わり映えしないものだった。もっとも、露伴は住まいを度々移ったそうだから、他の住まいもこうしたセンスでつくられていたのかどうかはわからない。
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日も暮れて、周囲にキャンプ場もなく、道端で野営するには開け過ぎている。近くの比較的大きな駅でビジネスホテルに泊まることにする。ここからだと、尾張一宮が近い。1日目はこれで終了。

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