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2012.04.15

「バトルシップ」

タイトルを和訳すると「戦艦」。空母やミサイル艦などハイテク兵器が主役になる中で、忘れられた存在だが、大きさ重さ打たれ強さなどのレトロな価値基準からすれば、依然侮れない存在感。そもそもハイテクなものは、それが機能する環境下ではじめて力を発揮するものなので、環境が破壊されたときには、スタンドアローンで原始的な力がモノをいうことになる。それを見せてくれる立派なB級映画。火薬の量が多いので、見ていて少し疲れる。以下ネタバレ。

爆発が豪快なのが、この映画の売り。これでもかというくらいに、金属と金属がぶつかり合い、大爆発と破滅的な破壊が派手に繰り広げられる。それに比べると、主人公の彼女のダイナマイトバディは、意図に比べて少し火薬の量が不足気味。まあ、それはそれ。

海上戦闘だけでは一本調子になると見て、陸上での通信施設を巡る攻防も織り交ぜた手法は、それなりに機能した。戦闘で両足を失ってリハビリ中の元ボクシングチャンピオンが、頑強そうなET相手に奮闘。ナード君も好アシスト。連携プレーで敵に勝つお約束の展開。

B級らしく、思わせぶりな演出もある。轟沈していくイージス艦から主人公たちが脱出するときに、わざわざ艦尾までよじ登ってから飛び降りるのは、明らかにタイタニックの見過ぎ。側面からさっさと逃げるのが普通だろうけど、そうはしない。

仕上げは、あの船を動かして艦砲射撃の一撃で決着をつける。胸のすくような大鑑巨砲主義の炸裂。

そのほか、高速で転舵する戦闘艦の傾き具合など、普段は見られないような迫真の映像などもあって、その向きには突っ込みの入甲斐がありそう。休日の暇を男仲間だけでつぶすにはそれなりの出来。でもエンドロールの後のおまけは、特に必要とも思えず中途半端だった。このお話はこれっきりでいい。

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