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2012.04.15

「宇宙戦艦ヤマト2199」

テレビ放映の筋はそのままに、絵を新しくして、第1~7章までつくる予定とのこと。いわゆるリバイバル。子どもの頃に熱中していた向きには懐かしい企画。以下ネタバレ。

私の周囲では評価が高いのだが、私自身の感想は、残念ながら、リバイバルの域を出ないという印象。懐かしさはあるが、感動を呼ぶには程遠い。

一番よろしくないと思ったのは、話を流してしまっている点。テキストでいえば「感動的ですねー(棒読み)」というのに相当する。この物語には、山と谷がたくさんあるのだから、それをもっと生かす方向で脚本を書いた方がよかった。見せ場にはもっと時間を掛けなければならない。あれだけヒットした作品を再上映するのだから、作り手には大変な制約が課せられているのだろう。それが裏目に出たのだろうか。

もう一点、これは私の側の問題なのだが、ヤマト本体のデザインがひどく古びて見えてしまったこと。コスモゼロなどは、今風に焼きなおしても十分かっこよくアレンジできていると思うのだが、ヤマトのあのデザインだけはアレンジのしようがない。国語の時間に一心不乱にヤマトの絵を机に描き続けて先生に鉛筆を取り上げられたりしつつもパースを利かせる技法を身に付けた少年がそういうのだから、間違いない。もしあのときヤマトの本体ではなく森雪を一心不乱に描いていたらきっと違った人生があったと思うが、それは置く。

そういうわけで、懐かしさは心の奥だけに仕舞っておいて、たぶん2章以降は見ないと思います。

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