« 草津志賀行記111103 | Main | 草津志賀行記111105 »

2011.11.04

草津志賀行記111104

予想通り快晴なのはいいのだが、放射冷却で日の出前の寒いこと。まあ、秋のキャンプでは毎度のことだから、もう慣れたけど。テントはそのままで、とりあえず風呂で温まりに行く。湯畑にバイクを停めて、白旗の湯につかる。こちらは、前回は熱すぎて閉口した。今日は、相変わらず熱いが入れる程度にはなっている。水量が多いのだろうか。
湯につかっていると、近くの旅館の羽織を着た若者の集団がやって来る。狭い屋内が人で一杯に。なったが、さすがに無理と悟ったらしく、数人を残して他へ移動。集団で行動していると、こういう場所は利用しづらかろ。
たっぷり温まって、湯畑横のコンビニで新聞とコーヒーを買い、2階で休憩。朝日の中の湯煙が温泉街らしい。
Imag1647 Imag1649

テントへ戻って撤収。曇り空なら湯巡りをするつもりだったが、こうも青い天蓋を見ては、志賀方面で山歩きがよかろう。
Imag1651

今日は出発が少し遅かったので、草津白根山ロープウエイがもう営業している。往復1500円だが乗ってみる。
見上げると緑の斜面。見下ろすと、雨が流れた跡だろうか、石の川床のようになっている。横を見れば緑と白が美しい。
Imag1659 Imag1663 Imag16672

ロープウエイの上の駅から見下ろすと、雲はないのだがガスが出ていて、見晴らしはよくない。
Imag1668

山頂駅から丘一つ超えると、湯釜のふもとの駐車場がある。その丘の上の展望台まで昇ってみると、荒涼とした湯釜を見晴らす絶景。道を挟んでこちら側は弓池。
Imag1670 Imag1669

展望台のベンチでピーナッツなどかじっていると、アラフォーくらいに見える大人のカップルがやってきて、大沼に行きたいとか丸池はどれだとか相談している。話してみると、ふたりとも山歩きには慣れた人達らしい。大沼めぐりの少し長めのトレッキングコースがあるようなので、次はそこへ行ってみることにする。
それにしても、流行りの山ガールなどとは違う、さりげなく格好いい大人のカップルはいいな。こちらはバイクと山と街が合わさったような不思議な服装だが、ああいうのにちょっと憧れる。まあ、純粋に山の装備でバイクには乗れないし、街中も歩けないから、どれかを諦めないといけないのだが。

ロープウエイ駅に、喫煙小屋がある。スキー場も最近は禁煙なのか。扉の位置は踏み固めた雪の高さか。
Imag1672

休憩所にポスターが。スカイツリーを早速ネタに使っている。その2倍の標高だから、なるほど涼しいと。
Imag1673

下の駅に戻ると、やはりバイク乗りで髪の白い年配者がいた。最近、長野へ引っ越してきたそうな。カワサキのナナハンはまだ東京のナンバーだ。聞かなかったが、ハッピーリタイアなのだろう。一人だが。
旅先で会う人も、いろいろバラエティに富んできた。それだけ日本は豊かで大人になったということか。

さて、志賀草津道路をどんどん行く。このあたりは稜線を走って気分がいい。
Imag1679

トレッキングコースは前山というところが起点だが、地図にはその少し先に笠岳キャンプ場という名前が見える。先に今日のねぐらを確保しようと、そこまで行ってみるも、それらしい施設はない。仕事中の人に聞いてみると、以前はあったが、いまはないとのこと。まあ、キャンプ地は昨年雪で凍えそうになった山田牧場という手もある。引き返して、前山にバイクを置いてコースを歩き始める。最初100Mほどの上りが、メタボの体にはいきなりきつい。
Imag1685

途中の坂道で、高齢の女性とすれ違った。おたがい一服ついでに話してみると、お仲間はこの急斜面の先にある沼巡りコースへ行ったのだが、自分はそんなに歩けないので”引き返してきちゃったわよもう”ということらしい。足元を見ると、さすがにハイヒールではないが、比較的おしゃれな普通の革靴。それは確かに少しきついだろう。この斜面だって、真っ直ぐ下るには腿の筋力がかなり必要だ。年寄りには辛かろ。同行する方も、無理をさせないようにと気苦労の多いことだろう。別行動が増えるのも仕方がない。

池巡りコースは割りと平坦で快適な道。面白みはあまりないがてくてく歩く。途中に志賀山への登り口があるが、今の自分の体力と相談して、パス。楽な方の道で行く。
Imag1687 Imag1691

途中、変わった枝ぶりの木が。盆栽でもないだろうに、どうするとあんな形になるのだろう。
Imag16892

1時間ほど歩いたろうか、ようやく大沼が見えた。が、ちょっと待て。ずいぶん水面が下の方にあるようだ。あそこまで降りるということは、また登って来なければならないのか。行きはよいよいになりそう。
Imag1694

長い急坂の段々を降りて、やっと到着。100Mほどは下ったようだ。

この沼は、世界で初めて、”強酸性湖”と呼ばれたそうで、pHは4.4だとか。魚は住めない。
Imag17032 Imag17042

Imag17102 Imag17142

昼食をとって休憩のあと、来た道を戻る。少し急がないと日が暮れる。

途中、志賀山の登山口の横を過ぎて、どんどん行く。あまりに人と会わないので、自分の足音が二重に聞こえたりする。日はかなり落ちかけており、逢魔が刻に差し掛かっている。真っ直ぐな道というのは魔を呼びやすいのだが、どうも変な雰囲気になってくる。
Imag1721 Imag1724

それでも、開けた場所で、最後の陽の光を浴びれば、なんということもない。
Imag1730 Imag17372

前山まで戻って、宿を考える。相変わらず晴れた空で、夜は激しく冷え込みそうだ。キャンプはやめて、このまま渋温泉へ出て、不本意だが宿をとることにする。

観光案内所で、野猿が入りに来る温泉の宿を頼むが、今日は休館日だとか。残念。温泉街の中の適当な宿で一泊。

ここは、1番から9番までの外湯があって、宿泊客は宿で合鍵を借りれば、どの湯にも入れる。内湯で温まったあと、試しに3番湯へ行ってみた。熱いので長くは入れないが、効験あらたか。湯から上がって体を拭いている間にも、肌がさらさらになってくるのがわかる。

湯量は多くないから、湯船も小さく、多くの人に提供はできないのだろう。けれども、それと湯の効能は無関係だ。これほどはっきりした効果を見るのは初めてのこと。千三百年の歴史は伊達ではない。
どうせ鄙びた古臭い温泉街だろうと思っていたが、とんでもない。本当にいいものは目立たなかったりするのだ。

この夜は、餅つきイベントもやっていて、つきたての餅が振舞われて、おすそ分けをいただいた。宿の食事は刺身有り魚あり肉ありのフルコースだし、これで7千円は驚き。家屋の償却はとっくに終わっていて、食事と人件費だけで済むのだろうか。

たまに人里の宿にも泊ってみると、発見があるのである。

|

« 草津志賀行記111103 | Main | 草津志賀行記111105 »

ツーリング」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 草津志賀行記111104:

« 草津志賀行記111103 | Main | 草津志賀行記111105 »