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2011.11.03

草津志賀行記111103

草津志賀方面は、日光那須方面、箱根伊豆方面、諏訪美ヶ原方面と並んで、短期ツーリングの定番になりそうな予感。今回も、最大4日という日程の中で選んだのが温泉の草津。このところ頭痛と肩こりがひどいので、そういうことになった。

朝6時発。関越を月夜野まで行く。途中、適当なSAでコーヒーを飲みながら新聞を読むなど。あまりがつがつせずにゆっくり行く。前回は沼田で降りて、日本ロマンチック街道(国道146号)沿いで面白施設を見て回ったが、今回はもう一筋北寄りを西へ。

国道17号を行くと、「たくみの里」というところがあって、道の駅がある。

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道の駅というと、デザイナーの自己主張全開のヘンテコな建物か、木造大断面集成材でこれ見よがしな大空間を作ってスケールアウトか、どちらかになりがちだが、ここはそうではない。いたって普通の民間建築風でありながら、配置の妙でいい雰囲気をつくっている。建物には一定のコードがあり、植栽や舗装にも気を配って、一帯を一体的に構成している。観光バスが複数台止まれるだけの大きな駐車場もありながら、建物配置のおかげで目立たない。

つまり、まちなみ空間デザイナーによる、きちんとした計画の存在を感じさせる。計画の巧拙はいろいろあるにしても、そうした方向性をしっかり持っているように感じられるところがよい。

貸し自転車もあり、これらの建物の1棟を使ってさりげなく設置されている。周辺を見てまわるためのこうした施設は、他の道の駅にはあまり見られない試みだ(と思う)。計画者のビジョンが現れている。

産直品の販売所も、この建物のうちの1棟に入っている。おなじみの農作物に加えて、近在の主婦の手慰みなのだろうか、お手玉などの工芸品もあり、なつかしい。子どもの頃、小豆を綺麗な布でくるんだお手玉を、母が作ってくれた記憶がある。

これは、まつぼっくりに着彩したもの。
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果物や野菜も安くて大きい。人の胴体ほどの白菜は300円。安いのはもちろんだが、そもそもこんな大きなものは都会のスーパーには無い。りんごは中玉10個くらいをまとめて一袋。それで500円~700円とか。8個で500円のを一袋買う。ツーリングの間の食後のデザートはこれで確保。
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産直販売所の中には、観光客向けで割高なところもあるが、ここは地元の人が客層の中心のようで、売り物はどんどん捌けていく。安くてものがいいのだろう。

さっそく庭でリンゴを1個食べてみると、身が詰まっていてうまい。当たりを引いてうれしくなる。ついでの朝飯に、開いていた蕎麦屋で十割蕎麦を食う。1日20食限定というからどうかと思ったが、味は普通。

県道へ入ってしばらくいくと、林道があり、国道353号の途中へ抜けられるはずなのだが、なんと全面通行止めの立て札が。地震とか台風とか今年はいろいろあったから、その影響だろうか。以前なら、行けるところまで行ってしまうところだが、最近歳のせいか分別くさくなってきて、おとなしく引き返す。やむなく県道をそのまま行く。

捨てる神あれば拾う神あり。少し行くと国指定重文の「富沢家住宅」がある。養蚕が盛んだったこの地域の代表的な兜造りの大型民家。
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1階田の字部分。その向こうの土間はかなり広く、建築面積の約半分を占める。
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2階。実際はもう少しほの明るい。入母屋は通気と採光を兼ねる。南側に縁があるのは割りと高級なつくりと思う。
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どうも居心地がよくて、結局小一時間、誰も来ない静かな時間を過ごした。
国道353に出たあとは北上して四万温泉。

この当たりは中之条町というところで、芸術活動が盛んなようだ。沿道の植栽なども考えて植えてあるのかどうか、紅葉する落葉樹の足元にススキがあしらってあったりして趣がある。写真の下手さ加減は、古めのスマホの限界。実物はすごく透き通った色で鮮やかだ。
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四万温泉は昨年入ったので、今年はパスしてそのまま万沢林道へ。ところがこちらも途中で通行止め。ご丁寧に鉄のバーで通れなくしている。なんだかなー。

またまた引き返して、県道55号で西へ向かう。こちらは雰囲気のよい道。林道と違ってダートではないので、景色を眺めながらゆるゆる走る。途中、歌人の若山牧水にちなんだ小さな休憩所があって、お茶が飲める。
ここにも、まつぼっくりを使った工芸品が。

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紅葉は真っ盛りだが、上から見下ろすと赤もくすんで見えてしまう。むしろ下から見上げて、光が透き通るようなのが美しい。それにしてもスマホの3Mピクセルでは、解像度以上に、発色が全然だめだ。専用のデジカメが欲しくなる。
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暮坂というところのオートキャンプ場が高原の雰囲気満点でよさげだったが、草津までは少々距離があるので、また次の機会に。昨年も一泊した草津高原オートキャンプ場へ直行。
季節はずれで客も少ない広々したサイトに、テントを設営して早速温泉へ。
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目当てにしていた大滝の湯へ行ってみると、なんと改装中でお休み。がっかり。温度の違う5種類の浴槽が面白かったのだが。まあ、新装なったら来る楽しみができたと思って、西の河原へ。
こちらは、広大な露天風呂だが、徒歩で行く途中の河原が、湯が湧き出していたり池をあしらってあったり、テーマパークのようになっている。昨年は、ここの湯が細くて、なんだか勢いがなかった。露天風呂もなんだかいまいちだった記憶がある。それで、今年は真っ先に大滝の方へ行ってみたのだが・・
しかし、今年はどうも様子が違う。湯量が多い感じだ。
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入ってみると、やっぱり全然違う。疲れと頭痛がすっととれる感じは、本物の温泉のそれだ。昨年は湯の注ぎ口の近くでも、あまり熱くなくて、広い浴場全体がぬるい感じだったが、今年は広さに見合うパワーとか鮮度といったものがある。温泉にも、雨量だとか地下の熱源の活動とかで、結構変動があるのだろうか。この辺を研究すれば、「温泉学」みたいなものが立派に成立しそう。
と思ったら、「温泉学会」なるものが既にあるみたい。でも過去の大会記録を見ると、地下活動や伏流水、降雨量などの時間変化を科学的に研究したようなものは見つからない。工学的にやろうとすると、結構お金が掛かってしまうのだろうか。

土産物を物色したりゆっくりしているうちに日も暮れて、湯畑から少し上に上がったところにある食堂で夕飯。ご主人の話では、宿泊もやっていて、長逗留には料金の相談にものってくれるそうな。湯加減のよい年なら、長期宿泊で湯治に読書三昧もいいかもなあ。。幸か不幸かWiMAXの電波は入らないようだし。w
ご主人の営業活動?はそれとして、豚カツ定食が結構味がよくてパワフルだった。

テントに戻って、あとは寝るだけ。
日暮れ時点では曇っていたが、夜半過ぎに起きると、すっかり晴れて、満天の星空。やっぱりキャンプはこうでないと。大満足の一日でおわる。この分なら、明日は快晴だ。

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