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2011.09.19

「カンフーパンダ2」

興行的に振るわなかったようだけれど、つまらないわけではない。十分楽しめるエンタテイメント。以下ネタバレ。

その定型のマンネリ感を、この映画では、随所に散りばめたずっこけ感で消そうとしていて、それなりにうまくいっているように見える。シリアスとお笑いが入れ替わり立ち替わり現れて、お話を引っ張っていく。展開の上手さは、さすがディズニー。

鍛えた武術と知恵を発揮して悪企みを阻止する寸前までいっては、悪者のリアルなパワーに打ち砕かれる繰り返しでクライマックスまでもっていく。アニメだから多少割り引くとしても、塔が崩壊したり、船がふっとばされたり、スペクタクルも満点。そして最後は、善玉の奥義開眼で奇跡のような逆転勝ち。絵に描いたような定石。

主人公のポーは、鉄人系を自認する他の達人たちと違って、一種の天才系で、それがこの映画の魅力なのだが、ひょっとするとその点が敬遠されたのだろうか。そもそも功夫とは修練とか鍛錬を積み上げることを言うそうだから、努力しなくても結果を手にしてしまうポーのようなキャラクタは、カンフー映画の主人公としては向いていないのかもしれない。

鉄人系代表であるマスタータイガーの、「そういうのは、あなたには向いてない」という好意的なセリフを通して、作り手は、これは努力を賞賛する高度成長物語じゃないのよと、さりげなく断ってはいるのだが。


ともあれ、お気楽に楽しむには、悪くない一本でした。

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