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May 2011

2011.05.31

雑記110531


G8でぼっちになったあの首相を報じる独のイラストがひどいと話題に

そんなことより、あの東洋人風の男は一体・・・(笑)


満潮は15時10分

うーむ。
ツイッターは外部コンテンツが表示できるようになったんだね。

いや、そういうことじゃない。


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2011.05.29

雑記110529

総理大臣おろしのキャンペーンが吹き荒れてるみたい。

おらは特に、今の人でなければいけないとは思わないけど、かといって空騒ぎに同調する気もない。交代を主張するなら少なくとも、代わって誰を立てたいのか、初めに言うべきだろう。それが言えないのであれば、単に「気に食わない」程度の思いつき、集団ヒステリーでしかないと受け取られても仕方がない。

マスコミはそれでなくても役所の情報と大スポンサーの意向に従う体質なのだから、これだけ大合唱になっているということは、どこ辺りが操っているか見当もつきそう。言うとおりに動きそうにない者は邪魔という気持ちはわかる。ましてやそれが、これまでの情報の流れ、権力の結節点を弁えずに、どんどん発言してしまうとなれば、おもしろくないし、勝手が違うという戸惑いもあるだろう。。

天の邪鬼のおいらとしては、驚くほど一方向に揃ったいまの合唱が、気持ち悪い。


大物セレブや映画会社、旬のソーシャルゲームでファンとの交流を

ほかに、「カンフーパンダ2」ともタイアップしたり。あ、それにも触れているのか。

一時期、なんとかリアルマネーを使わせようとあの手この手だったCityVilleだけど、さすがに反応は悪かったのか、集客力を活かしてトラフィックを金に変えるように方針転換した趣が。それは割と正解だと思う。

と言いつつ、すれた先端消費者であるおいらは、どっちにも行かずに、ピサの斜塔なんか建てたりしてるけど(笑)。

ああ、この時間の浪費が曲者よ。。。凡人老い易く学成り難し。orz


「プリンセストヨトミ」は、いい映画だったけど、できれば次は、綾瀬はるかが大阪城アーマーを装着して通天閣スウォードをぶんまわす映画をつくってくれるといいなあ。東京には完成間近のエクスカリバーもあることだし。早く引き抜きに来るんだ綾瀬。

なにしろ、ゴジラが引退してしまったから、東京をぶっ壊す破壊神が、いま居ない状態なのよ。これはあまりよろしくない気がする。


かっこえー

うおー。

実は先週、南青山に所用があって、ついでにHONDA本社のショールームに久しぶりに行ったら、オフロードバイクが展示されてなくてショックだった。XRという名機を生みだしたHONDAに、もうやる気がないなんて・・・これまで、頑なにずっとHONDAを乗り継いできたおいらとしては、とても悲しい。

しかし、YAMAHAが頑張ってくれるなら、そろそろHONDAを捨てて乗り換えてもよい。

一方のHONDAは。。。
HONDAのコンセプトバイクがAKIRAっぽい

それって、走る、曲がる、止まる、のバイクと違うと思うんだけど。

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2011.05.28

「プリンセストヨトミ」

タイトルから推して、これはどんなお笑い戦国自衛隊なのかと、エンタメを大いに期待して見に行ったら見事に裏切られた。良い方向に。以下、お勧めの理由をネタバレすることができないのが歯がゆいが、ぎりぎりまで書いてみる。

クライマックスで語られることが、この映画の肝なのだが、それは、軽い文脈の中で口に上せても、それはそうだねで終わってしまうような話ではあるのだ。

作り手は、じっくりと伏線を張りながら、これが語られるべき舞台まで引っ張っていく。忍耐強い作業の後に、観客の大方の予想とは異なる切り口で、意外なことが語られる。その意外さに、エンタメ的大立ち回りを少し期待していた観客は不意を突かれ、話の内容がふと心に深く沁み込む。観客思わず落涙。うまい。これを語るのが中井貴一という配役も嵌っている。

舞台が緊迫するまでの間は、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、3人が演じる会計検査院職員のキャラの絡みが、そこそこ面白い。堤真一が、シリアスとギャグの丁度境界線上に立ちながら、ふと一方へ振れて見せて、また戻る、という芸を自在に見せてくれる。あとの二人は、その引き立て役か。

震災以来、単なるアクションエンタメなどに、いまひとつ面白さを感じにくくなっていたが、良い映画には、やはり人を惹きつける力がある。巨大な予算などかけなくても、よい台本と、いい台詞と、うまい役者がそろえば、いくらでもいい映画はつくれることを証明してくれる、良作。

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2011.05.26

雑記110526

中立的な立場から思うのだけど。

原発を安全だと主張する場合は、ではなぜあれだけ多くの人が、先祖代々住み慣れた家を捨てて逃げ出しているのかを説明しなければならないだろう。その際、放射線など浴びてもたいしたことはないという主張は、あまり説得力がない。どうしてもそう言いたいのなら、福島第一の5km圏内に5年ほど住んで見せるくらいしか、説得力のある方法はない。結局、わからないものについては人体実験をするしかないのだから。天然痘もそのようにして克服されたのだった。

むしろ、原発は潜在的に危険だが、安全対策を進化させれば飼いならせる、内燃機関と同じように、という論の立て方の方が、リアリティと説得力が増すと思うのだけど。


DeNAの社長さんが退任するそうな。家族の看病のためとか。たいへんだな。

ちゃりーんという感覚には、少し大きくなりすぎたのかも。
子どもから毟っているという批判も、真面目なエリートの社長さんには辛かったかもしれない。


大阪市の水道水、モンドセレクション金賞

うそやろー!。といまごろ都知事閣下は地団太踏んでいるかも。


まず、矢を抜け。

今日の至言。


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2011.05.25

雑記110525


30年くらい頑張らせると

過ぎたるは及ばざるがごとし。


最近、全電源喪失と全原発停止の区別がつかなくなってきたあるよ。(笑)


全国の原発を即時停止せよ

のびーどうしたんだ、と思って見に行ったら・・(笑)
どうせならもっと腰の入った文体でやらないと。後半で気が抜けてる。

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2011.05.23

雑記110523

与謝野大臣発言に関して

融資していた会社が倒産すれば債権は全額を回収できなくなったりする。これも貸し手の責任であり決して誰かが面倒を見てくれるわけではないのだ。したがって倒産の可能性が高い相手に対してはその可能性に応じて金利の上乗せを要求することになる。
・・・
なる程今回はまったく異常な事態ではあった。だとすれば津波で流され倒産した水産会社に融資していた個人や地域金融機関も債権は保証してもらえるのだろうか。
これが真っ当な感覚だと思う。


アップルですら企業価値を溶かしていた時代がある 長期投資の視点

超長期で一株当り純資産の推移を観察することでその企業の累積的な留保の積み上げなど、経営の巧さ、手堅さを推し測ることができる


大使館すらもそれを中国語訳して広めようとしない

ほんとか。
外務省という役所の仕事がいまひとつよくわからない。

それで、安全だから買ってくれとだけ言っているとしたら、無理というもの。


まだまだツイッター初心者

だから、仕事でしか使わない。

プライベートで実名ツイッターなんて、ただでさえ口が軽いおいらには危なすぎる。


【インタビュー】「ネットの映像配信を取り巻く状況は、1980年代のCATV革命に似ている」

あとで読む。とりいそぎメモ。


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2011.05.22

雑記110522

NHKのニュースを見ていたら、被災した農家へのインタビューが出てきて、テロップに「兼業農家」と出ていた。農家の意見を聞くとき、専業農家と兼業農家を分けるのはいいことだ。

一方で、ネット上のまとめサイトか何かで、専業兼業問わず、先祖代々の土地を売るとか手放すといったことが、地域社会からどんなバッシングを受けるかを言った文があって、農家個々人でこの地域社会に対抗するには、なんらかの具体的な方法論が必要だとも思った。

当事者を批判するだけでなく、改善のための方法論が必要。


やぼ用で乃木坂。旧乃木邸の庭で涼む。


だから法的整理はとらない

へむへむ。
どこかで法的整理するのがいいのだけど、いまは早すぎる。
一方で、賠償はスピードが求められている。
ギャップを埋める方法として、いろいろ知恵が出されている。

という大筋の理解でいいのかな。


東京の地下鉄、WiMAXサービスが利用可能に

おー。
といっても、地下鉄は乗っている時間が短いから、うれしさもほどほどというところか。


au携帯の感想が続々と届く日々

なんという不幸。

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「パイレーツ・オブ・カリビアン4」

ジャックス・パロウ復活。いや、キャプテン・ジャック・スパロウだった。以下ネタバレ。

前の三部作はジョニー・デップ/キーラ・ナイトレイ/オーランド・ブルーム演じる三人の三角関係が主軸だった。ような気がする。そこにバルボッサとスパロウの因縁やらターナー親子の絆やらデイヴィ・ジョーンズの人知れぬロマンやらいろいろ絡ませて最後はエリザベスとウィルの永遠の愛で締める。何て感動的な。すばらしい。逆転に次ぐ逆転の展開も面白かった。

それで、今度の新しいシリーズは、ペネロペ・クルスさんとジョニー・デップさんの夫婦漫才にすることになったようだ。これも素晴らしい。何と言ってもペネロペ・クルス色っぽいし。

このジャック・スパロウというキャラクターは、バルボッサと対比するとたいへん興味深い。MBAの教科書にでも出てきそうなバルボッサの強力なリーダーぶりはなかなか立派なものだが、それをおちょくるようなスパロウの在り方が、このシリーズの大きな魅力だろう。おちょくりながらも、ギャグにせずに、真剣勝負の緊張感を時折覗かせるのもいい。三作の中では、その意味で、やはり第一作が一番の出来だった。いま、テレビで見ているのだが。

その真剣勝負で死んだはずのバルボッサを、その後復活させたのも大正解。彼がいてこそ、スパロウの特質が際立つというものだ。

ところが今回はその構図が崩れて、黒髭という別種の悪辣な海賊を登場させた。バルボッサは、理詰めで部下の海賊どもを納得させながら、アジ演説で自分の思う方向へ向かわせる正統的なリーダーだが、黒髭はひたすら恐怖で部下を従える。このとんでもないキャラクタの前では、スパロウとバルボッサは普通の人類同盟にすら見えてしまう。

黒ひげを4作目だけで退場させ、バルボッサに彼の力を継がせたのは、そういう理由でまたも大正解。有能で勤勉で部下を動かす手法に長け非情な面も持ち合わせるバルボッサこそは、自由気ままな暮らしを愛し温情が常に勝るがゆえに部下が慕ってついてくるスパロウの、最大の宿敵なのだから。

これは次回作以降も期待が持てそう。

興奮するとスペイン語で悪態をぶちかますペネロペ・クルスは、ヒスパニック人口の増加にも合わせた、最高のキャスティング。か。

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2011.05.20

雑記110520

Genius sorting algorithm: Sleep sort

深遠だなあ・・・(笑)

与謝野馨先生が突然正論を吐いて収拾がつかないことに

や、全てのステークホルダーが協力するべきという一般論を語っていい立場でも時期でもねえから。
最初から全開でオールジャパンを連呼していた筋肉感あふれる向きはもちろん賛成なのかな。


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2011.05.18

雑記110518

今日の日経本紙「大機小機」はいいこと書いてあった。電気料金が上がるのは、現状の原発のコストを正しく評価し直して織り込んだからで、当然。また、料金値上げは自然に節電行動を促すので、新しいバランスポイントも自然に見つかる好手。これがクリアな認識ではないかと思う。

もちろん、だから東電を許すわけでは全然ない。


おはよウラン・・

ワラタ


「発送電分離」と通信のアナロジー

規模が参入障壁になる設備産業で、自由化や競争導入は、うまく技術革新のタイミングと合わせないと、いろいろいじる分のコストばかりかさんで、結局元の木阿弥になっちゃうのでは
なるほどー。

この後、大物どうしを競争させる相互参入の話とか。いろいろ


1886年、自由の女神はこんな姿だった

砧の美術館も、自由の女神みたいになるといいな。ゆっくりと。


東電も政府が倒産処理をしようとするから無理が生じる

税金で救ってやろうとしているのに、つまりその債権者たちも救ってやろうとしているのに、民民の関係に政府が口を出すなというのが金融機関の社長連中の言だ。ならば、もう結構、民民で勝手にやれば良い。
これが筋といえば筋か。

一方で、経済専門家や金融屋さんにすれば、金融システムが揺らぐとまたたいへんですよという、お決まりの脅しが手札というところか。

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2011.05.17

雑記110517-2

FarmVilleの中にGagaVilleというものができて、Lady Gaga の未発表曲が聞けるとか。


国旗国歌と公民教育

教師たちをさらに無気力で従順な「羊の群れ」に変えることはできるだろう。そして、そのような教師を子どもたちが侮り、その指示を無視し、ますます教育崩壊を進行させることはできるだろう。
同時に、そういう教師を見て、子どももまた、長いものには巻かれろ的になっていくのさ。

腹の中でそういう大人を蔑みながら、自分もまた同じものになる。
大阪府知事にとっては好都合(笑)。


賠償スキームの謎

なるほどー。

銀行も東電も仲良く損害を負担してほしいところだけど、まずは銀行が逝った。するとお次は東電の番か。賠償金負担を電力料金上げに転嫁しようとした瞬間に、再び誰かの発言で、というシナリオだったりして。
最後まで上演すれば、結果的に筋は通るのかも(笑)。

そんな伏魔殿みたいなのと関わりなくてよかった。


他人のこと考えて「正義」を持ち出すから

今日の至言。


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雑記110517

3月11日のあとすぐだったと思うけど、総理大臣が一民間企業の東電に怒鳴り込んで、撤退などあり得ないと凄んだ件を、さても滑稽な総理よといった趣でマスコミは取り上げていた。

その後、役所の専門家を信用せず、自分のつてで専門家を集めて意見を聞いていたときも、マスコミはネガティブに報道していた。

事故から2ヶ月経って、結局、今回の原発事故のごく初期の段階で核燃料棒の溶融が起きており、圧力容器が爆散する危険もあったことが、徐々に明らかになってきたわけだけど。

どう振り返るつもりなのか。


ニューヨークタイムズに掲載されたウィキリークス日本発公電について

ニューヨークタイムズがセレクトした7つの日本発公電は、日本関連のウィキリークス情報として重視されていると見てよいだろう。この7本から読むとよいとも言える。
 そう考えて、該当7本をこのブログでも独自に試訳してみた。
そういうことだったのか。


「メルトダウン」は致命的な事故ではない

今回、結果として圧力容器が爆発せず、中身が漏れただけで済んだのは、不幸中の幸いだった。次に同様の事故が起きたときにどうなるかは、今後の研究に待つしかない。

当面、日本で原発の新規建設は不可能だろうが、長期的にはオプションとして残しておいたほうがいいと思う。
原発を扱える社会事情の国で、日本企業が開発と運用実績を積み、技術が十分成熟した後で逆輸入できれば、それでいいんでね?



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2011.05.15

雑記110515-2

江の島行って帰ってきたら、「英語でシャベラナイト」の再放送やってる。まだ明るいけど。
昼に再放送するときは、「英語でシャベランチ」だろ。


肉眼だとすばらしい富士。少しもやが出始めているが。次は迷わず朝一で来よう。

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眼下の湘南海岸

Imag1399 Imag1398

今日は潮位も低い時間帯で、洞窟側から時計回りに波打ち際を歩いて橋の方まで戻ってこれた。途中岩にかじりついて通るようなところもあったりで、腿の筋肉つりそうになて焦る。まずいよなあ。
それなのに、おらの少し後ろをついてきた胡麻塩頭の小柄な釣り人は、竿とクーラーボックスで両手がふさがってるのに、すたすたと追いついて来て、たいへんやばい状況。ゴム長は多少水が来ているところでも渡れるが、おらは普通の靴だからできないのだ。負けた。orz


コースの終わりに細い路地の奥で見かけた、使われなくなった蔵。庇などついているところを見ると、座敷蔵か。
花台に桶を使っているのがおもしろい。

Imag1409

案外時間があったので、ヨットハーバーの側にも回り込んでみる。一周できるかと思ったが、ちと深い裂け目に遮られて、ここまで。

Imag1415

途中、大砲のようなカメラを磯に据え付けた一群の人々がいた。ハヤブサの撮影を狙っているのだとか。

Imag1420

そういえば華厳の滝にもそういう人がいたなあ。イワツバメと虹と滝を同時に撮影するために1年のうちのわずか数日を狙って来るとか。マニアよまさにマニア。

強風にあおられながら帰港するヨット。

Imag1425

大丈夫か。


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雑記110515

快晴。
昔の第一銀行横浜支店の前で、朝もはよからパトカーがっ。すわ銀行強盗かと思ったら、何かの撮影。列柱のエントランスは、「みなと銀行」ということになっている。

Imag1383


富士通総研の消えた共通番号提言に対する反応

その、”消えた”提言のコピーがこちらに。
国の礎としての共通番号制度を構築すべく、抜本的な議論の見直しを

おいら、共通番号制度の制定はそろそろ実施もやむを得ないかと思っているけど、次のような状況があるとすれば、憂慮すべきと思う。

個人情報保護WGが第三者機関と情報連携基盤の関係について詳細を検討していないことが明らかとなった。

第三者機関とは、番号制度における個人情報の保護等を目的とする、行政機関から独立した委員会という位置づけとなっている。そして、情報連携基盤とは、情報保有機関Aと情報保有機関Bの間の情報流通に介在し、情報保有機関同士の恣意的な情報連携を防ぐ役割を果たす。ところが、基本方針では情報連携基盤を担う機関の所管は総務省となっており、総務省は情報保有機関の1つであるため、情報連携基盤がいくら強固なセキュリティ技術を保有しても、情報保有機関同士の恣意的な情報連携を牽制する効果はまったく無い。原発の安全性を監視する原子力安全・保安院が、原発を推進する経産省の配下にあって機能しなかったのとまったく同じ構図だ

お役人らしいやり口。

全文を斜め読みしてみると、組織運営上、個人情報保護(個人情報を役所の恣意的利用から保護すること)は骨抜きにしておきながら、コンピュータシステムは不必要に複雑にして、個人情報保護がないがしろにされることから目を逸らさせようとしている、と読める。

公平・公正さ、負担軽減、利便性向上、権利保護を実現するため、番号をどのように使って業務を遂行すべきかという本来の議論の目的を忘れ、最高裁判決に過剰に反応し、マスコミの風潮や国民一般の感情という周囲の空気を読むことばかりが目的となっているように見える。

・・・

見えない「符号」を使うことにより、自分の情報がどのように連携されているのかを国民自身がチェックできないような仕組みを作ることは、まさに国民の視点が抜け落ちた設計といわざるを得ない。さらに、行政職員の不正を国民が懸念しているにも関わらず、システムを利用する行政職員の認証方法について要綱ではまったく触れられていない。

震災と原発事故をきっかけに多少でも物事を変えようという機運が本当にあるのであれば、こうした役所のやり方は直してもらわないと。年金情報の覗き見事件で、懲りているはずなのに。

片山大臣はそゆこと、わかる人だと思っていたけど。

【追記】
上の記事には、どうもあやしいところがあるらしい。
富士通総研が研究員のコラムを削除、国民ID・共通番号制度を巡る現況

んー。もうちょっと時間見つけて勉強してみます。


福島原発2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認める

それではみなさん良い終末を
座布団10枚。


1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気

東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。
これは冗談言っている場合でもなさそう。
浜岡は、津波対策だけでは運転再開させるわけにはいかなくなった。


68歳の西田さん(東芝)が「若造」

わしらのだめさ加減がよく表れている。

んー。
茶店でくさっているには天気が良すぎる。
江ノ島でも行くか。


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2011.05.14

「ブラック・スワン」

迫力に圧倒された。映画館を出るとき、少しふらついてよろめくほど。なるほど賞を取るわけだ。以下ネタバレ。

その迫力の主な理由は、ハンディカメラを使った人物のアップが多いこと。ほとんど、ナタリー・ポートマン演じるニナのアップでお話を紡いでいるようなもの。カメラのブレも高度に計算されていて、手法として完全に使いこなされている。そうした手法の熟練が、しかし添え物に思えるほど、ナタリー・ポートマンの存在感がすごい。

内容は思い返してみるとありがちだが、映画に没入している間はそうは感じさせない。主人公の幻覚を効果的に挿入してストーリーの陳腐感を消し、次に何が起きるのか予測しがたい緊張感を与えている。

エンディングに至る間の謎が、その最たるもの。あの控室の大量の血は誰のものか。官能と誘惑の黒鳥リリーか、もしや抑圧の主因だった母親か。疑惑をはらみながら、ひとつづつ可能性を消して、最後に現われた真実は。

やや残念だったのは、白鳥と黒鳥のバレエ内での演じ分けを感じとることができなかったこと。確かに、本番の黒鳥は、映画的手法を駆使して迫力を出していたが、踊りそのものには、それとわかるような突出したものはなかった。

「しゃべれどもしゃべれども」という邦画があったが、あれが、映画というフレームの中に落語という芸をうまく納めて、落語の面白さを、映画のフレームとは無関係に感じられたのに比較して、この「ブラック・スワン」は、バレエという芸術そのものを感じることはなかった。

とはいえ、それでこの映画の値打ちが落ちるわけではない。ナタリー・ポートマンが、繊細で臆病で抑圧された優等生の顔と、大胆で傲慢で開放的な悪党の顔を、表情でよく演じ分けていた。

ここしばらく低調だった公開作品の中では、飛び抜けた出来の一本。一人で観てもよいし、15禁部分が気にならない連れと観てもよい。

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雑記110514

原発に賛成する人、反対する人、それぞれが意見をネットに書いているけど、どうも、賛成の人の意見が、妙に本質をはずしているというか、粗雑な感じがする。いつもは鋭い頭の切れを見せる人達が、感情的になって、原発に賛成することを主眼にせず、反対派を攻撃する低次元の議論に走っている印象が強い。

妙なことだけど、自らの立論の明らかな弱点に気付いているとき、人はそうなりがち。


電力の卸売市場はなぜ閉まっているのか

東電を多少なりとも正道に戻すには、例によってガイアツを使うのがいいのではないかと思う。


レンレンが値決め価格割れで地獄を見る展開に

ツイッターは本音が出やすいメディアとしての価値が大きいと思うけど、そうだとすると、中国でこの種のサービスがはやるのかどうかは微妙だと思っていた。


Facebook、PR会社を雇った反Googleネガティブキャンペーンを認める

少なくとも、Googleはまだイノセントな感じがするけど、Facebookには感じない。

なにより、Googleの検索には相変わらずお世話になりっぱなしなのに対して、Facebookにはcityvilleで時間を盗まれっぱなし。

・・ひとのせいにしてどうする。orz


うわああ…プールの排水溝を掃除したらとんでもないものが出てきた

蛙も蜘蛛も伝染病を媒介する虫を食ってくれる点で、ありがたい存在だけど。家で小さな蜘蛛が台所で溺れかかっていたりするといつも助けてやる。米国では違うのだろうな。


蜘蛛というと思いだすシーンがある。

とあるキャンプの涼しい夜だった。ランプの光の輪の中に、2cmくらいの地味な足長蜘蛛がはいってきて休んでいた。テントの中で横になってそいつを見るともなく見ていたら、暗闇から、5cmくらいの赤身がかった別の足長蜘蛛が現われて、地味で小さな奴の周りを回りながら体を上下させて踊りをはじめた。狙われた奴はピクリとも動かなくなった。
踊りが最高潮に達した瞬間、赤黒いやつが地味なやつに飛びかかった。おいらは、ふっと息を吹きかけて牽制したら、赤黒い奴はさっと引いて、それでも上下動の踊りはやめずに、小さな奴を間に挟んで、獲物とおいらをじっと睨みつけていたようだった。

その後、雨が降り出してランプも消して寝てしまったので、二匹の蜘蛛がそれからどうなったかは知らない。

何か、とても暗示的で幻想的なことだったような気がする。


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2011.05.11

雑記110511

日常に戻る。


えらの張っていない柴咲コウなんて柴咲コウじゃない。
どうやってかくしているんだ。改造手術でもしたのだろうか。

呼吸するときだけシュコーッとえらが開いたりして。ベイダー卿みたいだが。

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2011.05.10

雑記110510

東北ツーリングのために、契約期間の縛りなしのXiを契約して、予想通りたいへん役に立った。日本各地を飛び回るような職業なら、これは必需品だろう。都市からあまり出ないおいらは、UQWiMAXの立ち上がり期に結んだお宝契約に戻る。


今日の日経本紙に、うまい言葉があった。

「再起動」
まさに、そういう感じ。


浜岡原発 天才菅直人

にやにや。

彼ほど徹底したポピュリズムを目指し、かつ人気が上がらない総理は歴史上存在しない
爆。


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2011.05.09

雑記110509


浜岡原発停止について

2000年になるとコンピュータが誤作動を起こすかもしれない。どのような事故が起きるか想像もつかない・・・
・・・
年号表示を2桁増やすことで失われるメモリー量が「もったいなかった」ので、「2000年は、2000年までは、来ない」ということにして(これは命題としては正しい)、考えるのを止めたのである。
本筋と違うところで茶々を入れてみる。

正確には、おらがつくったプログラムが50年後も動いてるなんてありえない。どんどん改良されて、10年くらいで新しいものに置き換わっているだろ、と思っていただけなのだけど。
想定外に長生きしてしまって関係者を困惑させるという点では、プログラムも人の一生も同じ(笑)。

プログラムは大騒ぎして改修したから無問題で済んだけど、年金の設計はどうすんのか。

んで、本題に戻って。

そして、「愚鈍で邪悪な人間たち」というのは端的に「人間というもの」と言うのとほとんど同義なのである。
原発のような潜在的に危険なものを扱うときは、性悪説に立て人を見たら無能と思え、という意見に賛成。


浜岡原発の停止要請は、判断はよいと思うけど手続きが乱暴、という点は、なるほど言われるとおりだ。では、ということで、事後に丁寧に説明してみるとする。

プレートが4つも集まっていて地震が起きる確率が極めて高い点で特殊、という説明をしているようなので、それで納得するかしないかの話であるように見える。公には。

おいらは、本音のところでは東海道への影響だろうと思っている。仮にそうであるとすれば、それを国民に説明して等しく納得させることは難しかろう。なぜ米軍は沖縄なのかと同じで、地域によって扱いに違いがあるのだという大人の暗黙の了解を、公言すれば何を招くかは、それを大ネタにしたくて涎が出そうなマスコミさんが一番よく知っている。(笑)

難しいなと。

それが民主主義というものなのだろうけど、涎たらしている人たちから上から目線で言われたくないと、当事者たちは思っているかもしれない。

この構図も、今回の震災を契機に変えるものリストに入れておきたい。変える鍵は・・おらたち自身の姿勢だと思う。マスコミさんがおらたちの中に入るのかどうかは知らない。


過去を断ち切る

おそらく合理的なプロセスを踏んだ場合は、過去を裁ち切り、流れを変えることはできなかったのではないかと感じます。
たぶん、そういうことだろうと思う。

本当はそれではいけないのは重々承知。わしらはあまりに未熟だ。

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2011.05.08

雑記110508-2


浜岡原発の停止要請に見る、民主党の本質

これとほぼ同じことを書こうと思っていたけど、先を越された。企業の舵とりとの類似と相違など。

ひとつだけ付け加えさせてもらうと、おいらが認識している民主主義とは、一定期間の任期を設けて、政治を行う「人」を選ぶものであって、選んだ後は、定められた任期が終わるまでは、個別の政策決定や遂行まで逐一民意にかけて判断する制度ではない、ましてや、定められた任期に達しないのにころころと首をすげかえるものではない、ということ。


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雑記110508

東京に戻ってきた翌日、つまり昨日は、鼻がひりひりして、くしゃみがぶり返した。東北を移動していたときは何ともなかったのに。

排気ガスかな。帰り道にいきなり環八を通るのがよくなかったのか。
今日は多少改善した。慣れてきたのか。


浜岡が事故を起こした場合のシミュレーションを、どこかの研究機関でやっていないのだろうか。安全神話を支えるために見ないことにしていたから、ない、ということかもしれないけど、大急ぎで何かできないものだろうか。

いまの状態は、リスクではなくてデインジャーというものだと思うけど。

冷静な議論を、というためには、冷徹な基礎情報が必要だ。それがなければ、運転継続というギャンブルはできないから、当面停止の方向に議論が傾くのは致し方ない。


福島の事故原因を外部電源喪失だけに限定して、津波対策をこれこれしているから安全、という論法も、やや怪しい。一般の建築でさえ耐震基準は大地震があるたびに改められて、それ以前の耐震基準のみに基づく建築は”不適格”とされているというのに、原発はどうなのだろう。

それについて、経産省のサイトに「原子力発電所の地震対策」という文書(2006年)が置いてある。それによれば、耐震補強はしているが、専門家の間でも、原発の耐震性能については意見が分かれるようだ。

地震 PSA の客観的信頼度・成熟度に関する認識が専門家間で異なっており、見直し作業は、補完的な活用に留める方向で進められている。
となっていて、確率論的な検討は、どうもなじまないと考えられていることが窺える。

確かに一理ある。遠方に居て、原発事故を賭けの対象にしているような職業(笑)なら、確率論的な議論が馴染むだろう。その数字に基づいて虚実織り交ぜて取引を行えばよい。しかし当事者、当事国となれば、そのスタンスはとりづらい。

上の文書ではまた、設備配管等の、揺れに最も弱いと思われる部位についての耐震性能について、振動実験は一応行われていたことに触れたあと、こう言っている。

しかし、以上のような議論には、定量的な議論が抜け落ちているとの指摘がある。実際は、原子力発電所の老朽化対策はまだ分からないところもあり、試行錯誤の段階だというのである。地震対策として、世界最大の大型振動台で実施された耐震実験は、設計で想定した地震よりも大きな力で実際に揺らして、その安全性を実証しているというが、全く亀裂などの欠陥のない材料で構成したシステムで実験したものであり、老朽化に伴う現実的な亀裂などの欠陥を想定したものではない。まだ一度も検査が行われていない配管もあり、亀裂などの欠陥があるかもしれない。大地震により、瞬間的に大きな衝撃が加わったとき、亀裂が一気に拡大して、数箇所で同時に配管が破断する可能性もある。最悪の場合には、炉心損傷事故に陥るかもしれないという。
中部電力の対応についても、興味深い記述がある。
このような見解の食い違いがあるなか、中部電力は、浜岡原子力発電所の 5 基の原子炉全てについて、1000 ガルまで耐えられるよう耐震補強工事に着手した。しかし、なぜ、その段階まで補強するのか、科学的な説明は行われておらず、立地地域をはじめとする国民の不安は払拭されていない。
高いハードルを設定して、地元を説得する材料にしようとしたようだと、文書はこのあと記述している。


この経産省の文書を読む限りでは、同省は、原発の安全性に必ずしも全幅の信頼を置いてこなかった、ように読める。これ、わざと目立つところに置いてたりして(笑)。

むしろ、技術の未知性や恐怖感などを総合的に判断する一般の人々のリスク認知の方が、専門家による定量的なリスク評価よりも広い観点からリスクを捉えているとの考え方もある。原子力発電所の耐震安全性と、国民の安心感の両方を高めていくためには、こうした一般の人々のリスクの捉え方を、専門家が理解して、「耐震設計審査指針」の改定や、「安全目標」、「性能目標」の策定の中に取り入れていくことが必要である。さらには、こうした指針や目標にしたがって、原子力事業者が安全確保の責務を果たしているということを、国が十分に審査し、原子力事業者に依存せずに、安全確保を主導できる体制になっているのかどうかについての議論を深めることも必要であろう。
なるほど最後の一文がポイントか。腑に落ちた(笑)。

冗談はさておき。

経産省内部にも、慎重意見はあったこと、一旦事故がおきれば長期にわたって手間のかかる原発に対して、正常な危惧の感覚が働いていることを、この文書から読み取ることはできる。


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2011.05.06

雑記110506

帰還。

洗濯機動かして即席ラーメン食って久しぶりのTV見てたら、総理大臣の記者会見の緊急中継とか。浜岡を全機停止要請。そりゃ、あそこがおかしなことになると、東名と東海道が使えなくなるわけだし。おっかなすぎる。

これに対して、NHKの記者の質問は、”解せない”というものだった。よく覚えておこう。

さて、これで東名阪で稼働する原発はなくなることになる。
実際に原発がトラブルを起こすとどれだけ面倒なことになるか、今回よくわかったからには、誰が見てもここには原発は置けないだろう。他の地域には置いていいのかどうかは、これからの議論。

とりあえず、総理大臣は良い判断をし、実行した。それも覚えておこう。


PET SHOP BOYS の "together"のビデオがなかなかよい。

Together (Official Video)


その後、9時のニュースに、解せないと言った本人がでてきて弁解解説していた。やはり、NHKは阿呆かという苦情が多かったのだろうか。


どうしておいらが、東海道が使えない危険にすぐ思い至るかと言うと、今回、東北道を通るにあたって、放射線量の多そうなあたりを通過することが気になったから。頭の悪さでは人後に落ちないおいらでさえ、実際に行ってみれば、当然に気がつくことなのだ。


伝え方が唐突だとか、前から言われていた危険なのに、とかの意見があるようだが、そうした向きは、浜岡の原発を当面停止することに賛成か反対かという決断から逃げている。評論家に過ぎない。

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東北海側行記110506

自覚はなかったが、疲れていたらしい。朝まで寝過ごす。
そうそう、夜半に二度ほど、地震があった。キャンプで地震にあうのは初めてなので、最初は自分の心臓の鼓動を揺れと錯覚しているのかと思った。その程度の小さな揺れではあったが。

朝。昨日の旅館の展望台からの眺めを楽しむ。雲が垂れこめていても、なかなかの絶景。標高1000Mに満たない山が連なっていて、遠くまで続いているのが見下ろせる。

ここの駐車場に、気になる箱が多数置いてある。よく見るとユニット住宅のようだ。なるほど。温泉街に収容されている被災者は、仮設住宅ができたらここへ移る算段か。
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そういえば、朝、温泉街をぶらつくと、大きなマスクをした年寄りとすれ違ったりして、温泉らしくないなと思ったり。
温泉街と言ってもそれほど大きくはない急傾斜の街路だが、中央に水路をつくって統一感をつくりだしている。オーソドックスだが効果的。
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二本松を離れて、郡山へ向かう。郊外のイオンモールの横を通ったが、閉鎖されているようだ。イオン、K's電気、ユニクロ、docomo、その他、この広大な一角が全部機能停止。大地震後2カ月になろうとしているが、なかなかここまで手が回らないのだろうか。
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郡山市の中心街は、一応問題は少ないように見えた。JRは普通に動いているし、駅前ロータリーの一角のビルなど、いくつかは地盤沈下の被害にあっているようだが、全体にさほど問題はなさそう。
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この程度なら、埋立地でよくある不同沈下よりずっと軽い。構造本体に影響が無ければ、スカート部分を補修して済む。はず。

こちらの目立つビルは何かとおもったら、一番上のボールはプラネタリウjムだそうな。午前中は子ども連れ向けプログラムで、一般向けは12:30が最初の回だというので、観ていくことにする。
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このビルには、高校も入っているそうな。郡山って意外に都会なのね。

プラネタリウムは、土星をクローズアップしたもの。カッシーニって2017年まで活動するんだ。いまも新しい写真を送り続けているのだそう。土星の輪を構成する粒は、大きさが揃っているとか、初めて知った。

さて。郡山も離れて、再び一路東京へ。最後に佐野SAで休憩したら、なんとここには宿泊施設がある。
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情報はこのページで見られる。

こっそりつぶやいてしまうけど、これ、諏訪SAの温泉の隣に作ってくれたら、花火の当日は客が殺到することうけあい。佐野につくっても、場所的にどうなんだろう。

さて、東京に帰ってきた。まだ涼しい季節で楽だ。環八を走っていると、都会のバイクのアグレッシブな走りの感覚を序々に思い出す。

* * *

今回、東北の太平洋側のひどさはよくわかった。しかし、日本国挙げての大災害なのかどうかは、よくわからない。自衛隊、警察、消防などの動員数が大きいから、泊る場所を内陸まで求めているような印象はあり、それが影響範囲を見かけより大きくしているかもしれない。

とはいえ、被災者用の仮設住宅が3万戸などと聞くと、年間新規着工戸数が100万戸を切っていまや80万戸時代と言われている中で、それは決して小さくないとも思う。ハウスメーカーはほくほくであろう。本来は地元の大工等に落としてやりたい金だが、時間には代えられない。

* * *

マスコミ報道がどの程度バイアスがかかっているかは、ある程度わかった気がする。やはりTVは、絵になる話だけを繰り返し流す傾向が強く感じられた。それだけでなく、妙に取材対象者を慮ってしまうところがあることもわかった。移動中にシティホテルで垣間見たTV報道のいくつかは、現場を直接見た者からすると、首をかしげる部分もあった。意図的に文脈を変えているのがわかるのだ。その種のものには二種類ある。

ひとつは、自分達で流した情報の偏りがネット等で修正されそうになると、それに抵抗して余計に偏向した方向へ行ってしまうケース。これは、議論の対象を意図的に絞り込んで、レアケースがあたかも一般的に起きているかのように言うという手法をとる。
もうひとつは、取材対象が放送されたくないと思うものを自粛するケースだ。どこと場所は言わないが、はっきりそれがわかるものがあった。おそらく、遠隔地でTVだけ観ていると、あの嘘はわからないだろう。地元も、軽い被害であっても針小棒大に言って補償をたくさんとりたいだろうとは思うが。

* * *

これを機にいろいろ変革を指向する動きも多そうで、保守的な向きとの間でのつば迫り合いも激しくなっていくだろう。根気が結果を決めるかもしれない。案外変わらないかもしれない。このままぐずぐずに方向性のないまま、骨がなくなっていく可能性もある。


むずかしいことはよくわからないが、とりあえず、昔の人が言った言葉を挙げて、この旅の結びにしたい。

情けは人のためならず。(程度問題だけど。)


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2011.05.05

東北海側行記110505

今日は移動日。いつもなら、苫小牧まで行ってフェリーに乗るのだが、大洗がまだ稼働していないので運休。今回は東北道をひたすら南下する。

朝、ひととおり弘前の街中をまわってみる。趣のある建物、という冊子も出ているようだ。

擬洋風という呼び方があって、それは正統的な建築の歴史からいうと少し畸形とされるのだが、そのおかしさをあまり実感したことはなかった。けれども、これで初めて、それがすごくおかしいということを実感した。スケールが全然小さい、石積みのところが横羽目板張りになっている、など、すごく変。
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でも、この時代の心意気を示している点でよしとしよう。

これがわからない。ライト風なのだが、ライトの手になるのであれば、もっと話題になっているはず。商業施設のようなので、凝ったレプリカかのだろうか。ぱっと見ではよくできている。
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城の北側には伝建地区もある。
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残念ながら、点でしかない。

雨のせいだと思うのだが、堀の水の色が洒落ている。
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これも心意気の一種。こういうのは嫌いじゃない。
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全国的に知られているお祭りなので、いろいろな人がくる。男女二人連れで、道行く人の目を引いていた。
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でも、そこって検察の建物の前なんだけど。大丈夫か(笑)。

地図を見ると、寺が2か所に集められているのに気づく。いわくのありそうな配置なので観に行く。入口には黒門という門がある。
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さて、弘前ともお別れ。最後に道の駅に寄る。
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なんと、最近は農水省の予算でも作っているのか。どうりで産直品販売店が多いわけだ。

ところどころで休憩しつつ、一気に南下。岩手山SAの少し手前、トンネルを出てすぐに見える岩手山の雄大な姿に感動。雲がないときに、もう一度見たい。
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時間を見ながら、東京まで一気に行くか、途中で一泊するか考えつつ走る。いけそうでもあったが、疲れで事故でも起こしてもつまらないので、二本松というところで降りる。安達太良山の近く、岳温泉のキャンプ場へ。
管理人もおらず、事務棟も開いていない。先に来ていた若者が、携帯で問い合わせたところ適当に泊っといてということだったらしいので、ありがたく場所だけ拝借。設営してから、隣接するスパ旅館の日帰り湯をもらう。
温泉街のガソリンスタンドで聞いたところでは、この温泉街も、被災者の宿泊に使われているようだ。私は特に下調べもせず、いきあたりばったりで寝場所を決めているのだが、遠野といい閉伊川といいここといい、どこへいっても被災者と自衛隊だらけな印象はある。今回の災害の大きさでもあるのだろう。


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2011.05.04

東北海側行記110504

朝方、八戸港の様子を見に行ってみる。フェリー乗り場は一見大丈夫なようだが、苫小牧行きは運休。
犬の散歩中のおじさんに教わった、大きな船が転がっているところへ行ってみる。

これは、転がっているというよりは、乗り上げているやつと、真っ二つになったやつ。
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正確には、二つではなく三つになったようだ。
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横倒しになったのは、これか。たしかに、寝ている。
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横になったデッキを見ていると、アパートの開口部にも見えてくる。
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道路のはみ出している。

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デッキ上の装備を見ると、これと同型船のようだ。
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これだけ見ると八戸の被害はどうだったのか気になるが、さきほどの散歩の人の話では、死者はたった2名とかで、都市機能に重大な支障が出たわけでもなさそうだ。沿岸の工場はそれなりに水につかったと思うのだが。
被害状況の概要は市のホームページで見られる。災害対策本部資料、津波による浸水区域、など。

彼などは、千年に一度の自然の猛威を、少し高いところから見物して、この状況を楽しんでいたようだった。根が楽天的なのかな。だからということでもないが、この船の残骸などは、このまま保存して観光資源にできそうだが。
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港はそれくらいにして、ウミネコの島、蕪島へ。国の天然記念物だそうだ。

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人をまったく恐れない。境内をところきらわずという感じ。

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けんかしてるやつ。相手の首をくちばしではさみこんでいる。
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芸達者で中のよい二人がいたので、連写してみる。大きい方がオス。小さい方がメス

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お手合わせのはじめとおわりに、きちんと挨拶がある。礼儀正しい。
オスがずり落ちそうになると、メスが羽根で支えてやるのな。微笑ましい。
ほかにも、写真では取り逃したが、いろいろ面白いシーンがあった。ビデオで撮ればよかった。

道頓堀劇場より、ずっとおもしろかったです。お二人の未来に幸あれ。


十和田湖へ向かう。上の方は、まだ雪が少し残っていて、結構寒い。
あいにくの天気で、遊覧船乗り場に着いたころには、雨ときどき雷のちみぞれ、という感じ。
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遊覧船がでるのは2時間後だというので、奥入瀬渓谷を少し歩くことにする。
青葉の季節はもう少し先だが、ずいぶん芽吹いている。これが青々としてくれば、美しいだろうな。
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遊覧船乗り場へ戻る途中の高台から。鈍く銀色に光る湖面が、ハイシーズンとは違った美しさを見せてくれる。
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このあと、わずかに日がさしたときに見えたエメラルドグリーンの湖面も評判どおりの美しさ。気温が許せばここのキャンプ場で一泊したいところだが、今回の装備では少し無理。
そうそう。売店のこれが、TVで紹介されたとたんにバカ売れで、作ったそばから売り切れだそう。
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山を下りて弘前へ向かう。途中の道の駅の産直品売り場で、こんなものを発見。
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最近はビンだけでなくてアルミパックも使うのか。たしかに便利。

弘前市内に入って宿をとり、夜桜見物へ。これがまたすごい。

堀の外側はぼんぼりで演出。
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城内は、雰囲気満点。ライティングがうまい。桜だけでなく、城郭や堀との取り合わせが特によい。見られ方を研究しているのだろうか。
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本当は、もっと高解像度で撮影した、結構いい写真があるのだが、nifty は1画像サイズ1Mbyteまでなので、載せられない。

弘前城桜まつりは、桜だけではない。夜店も盛大。とにかく出店者が多いこと。夜店だけで城内に街区ができてる。お化け屋敷!なんて見たの久しぶり。飲食店も、おでん焼き鳥やきそば程度は普通で、中には丼ものとか中華まである。
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北国の人達が、待ちかねた春を喜ぶ、本当の意味でのお祭りなんだなあ。また、ゴールデンウイークと桜の時期もぴったりあって、ここ弘前ならではの一大イベントになっている。すばらしい。

満足して帰って寝る。

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2011.05.03

東北海側行記110503

キャンプ場は昨日シーズンが始まったそうだが、私のほかにも早くも一組利用者があった。朝、その家族連れの年配の人の話を聞くと、小本の港の親類の家の後片付けに、家族でボランティアで来た帰りだそうな。そのお宅は、台所部分だけが流されたので、そこだけ早く修繕して元通り住みたいのだが、行政から、新築や修繕は禁止のお達しが出ていて取り掛かれないと憤慨しているとのこと。それでも、みんな、やり直そうという機運が出てきているそうだ。

どの程度の被害だと、やり直そうという感じになるのか見ておきたくて、今日は海岸側へ戻ることにする。テントを畳んでまっすぐ東へ。

港付近は確かに洗い流されているが、奥の方はそうでもない。漁船も一部残っている。
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大きな防潮堤が効き目があったのだろうか。三陸海岸でも北へいくにつれて津波高さは低くなり、被害は総体的に少ないとも聞いた。その堤防の効能書きが参考になる。
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被災地といっても千差万別だ。

ここからは、海岸沿いに北へ、八戸を目指す。
途中、思惟大橋という、かなりの大きさの陸橋があり。産直品を売ったりうどんを食わせたりする店があって、元気のよい高齢の女性達が切り盛りしている。田野畑レディースというらしい。客あしらいのうまさにのせられてうどんを食いあんドーナッツを食いでちっとも痩せない。うどんの薬味に勧められた辛味味噌がうまかったので一瓶買う。試食で金とってさらに土産を買わせる、見上げた商魂。それで嫌味がないのがよい。年の功か。
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海岸をはしる県道は、途中で切れて復旧していないようなので、やむなく陸側の道を行く。それでも、譜代というところから景勝地の黒崎までは行けるというので、行ってみる。

途中に太田名部という集落があり、城壁のようなコンクリートと鉄扉に守られていた。内部は特に被害を受けた様子はない。かろうじて住宅は無事。
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城壁の外側の漁港はやられたようだ。城壁の上から外側を撮影したビデオがYoutubeで見られる。

正面奥が赤い鉄扉。そこまでは全部津波に押し流された。巨大な堤防も一部ひっくり返され、移動している。
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黒崎の展望台から、最前の集落の堤防を見る。近くでは巨大に思えたコンクリート塊が、海の前ではこれくらいの大きさ。それでも計算どおり、集落の中は守った。
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ここ黒崎は北緯40度ということで、モニュメント。
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幸せを呼ぶなんとかの鐘があったので、思いっきり鳴らしておいた。

さて、再び北上。野田は比較的大きな町だが、例によって低地は壊滅。
少し高い敷地にあった駅舎前が、チャリティバザールのようなことになっている。地元のばあちゃんたちが、ついそこまで津波が来たとか、よもやま話に花を咲かせている。

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さらに移動して、久慈。漁港を完全に堤防と鉄扉で囲っているが、あふれだして、周辺の工場を破壊。
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このあとは、ひたすら走って、八戸に到着。シティホテルに泊まる。
繁華街が駅とあまり関連しておらず、把握するのにこつがいる。三日町通りと六日町通りの二本から構成されているようだ。道は一方通行が多く、広くない道を有効に使っている。

新幹線の駅は市街中心からかなり離れたところにある。雪対策だろうか。ホーム全体が覆われている。
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コインランドリーで洗濯して飯食ってシャワー浴びて寝る。普通にお湯が蛇口から出る幸せ。

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2011.05.02

東北海側行記110502

東へ向かえば宮古の港に出る。そちらへ向かう。海岸の破壊された街に比べて、少し陸側のこのあたりは無関係に美しい。
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のだが、昨夜の続きの突風がすさまじい。吸気がうまくいかないのか、バイクのエンジンも不調。トラクションが落ちたところへ横風で煽られ、極めて危険。しばらくガソリンスタンドに避難させてもらう。

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風がないときは直立しているのが、この寝方。

しばらく動けない。陸で風速20M、海岸は25Mとか。宮古から海沿いに北上するつもりだったが、諦める。この鉄火場で、行方不明者の捜索を1件増やしたくない。地図を見なおすと、北の方に龍泉洞がある。前からずっと行きたいと思っていたのだ。
行き先も決まったので、内陸の県道を北上。龍泉洞に着く。

入って見ると、これがすごい。
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どこのインディージョンズ! なのかと。

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説明版には、カメとか獅子とか女神とか、ありがちな名前が付いていて、命名者の高潔な人格を感じさせるのだが、どう見てもエイリアンとかベルセルクとか思い浮かべてしまう私は厨房ですすみません。

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地底人だ。地底人ですよ池田先生。
前を通るときは素早く。

ここ龍泉洞が、普通の鍾乳洞と違うところは、地底湖があること。それも発見されただけでも6つあり、確認された深さは120M程度で、まだ先があるらしいのだ。
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NHKが以前番組を制作したそうなので、オンデマンドで見られるかも。

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こいつの下は通れないだろいくらなんでも。ロンドン橋が落ちる歌が聞こえる。

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暗闇からいきなり巨人の手がぬうと伸びてきたので、気合一閃、指をまとめて切り落としてやった。果物ナイフで。
なわけではなくて、これはつららがおれた断面。年輪のようなものが見える。

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龍泉洞から湧き出る水は、洞内を流れ下って外へ出ている。相当な水量。

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外でみれば、これくらいの川。

龍泉洞すごい。1時間じっくり堪能した。

外へ出ると、風はますます荒れ狂っている。幸いここにはキャンプ場もあるので、今日は移動を諦めてここで一泊することにする。桜も美しい。

管理棟でコンセントを借りて、110501までのブログを書く。
夕方には風も収まった。

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2011.05.01

東北海側行記110501

5時半出発。夜寝るのが早いので、朝も早い。朝方の冷え込みはだいぶ緩んできている。このあたりは少し内陸側で、建物の被害も見たところ無く、のどかな様子。
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ボランティアの小基地になっているようだ。大勢がこの連休でやってくるそうだから、宿泊施設も足りないのかもしれない。医療系のボランティアだという人に話を聞いてみると、この先すぐの海岸付近は、例によって別世界だそうだ。海沿いの道は、橋が落ちて最近まで行き来ができず、仮設の橋がかかったと思ったら余震でまた使えなくなり、数日前にやっと復旧、という状態とのこと。
ところで、彼はこの場所に野営している他のボランティアのことは知らないそうだ。いろいろな団体が思い思いに動いているのだろう。当面、それもやむなしか。

45号を海に向かって走る。美しい夜明け。ところが、ものの10分ほど走ると、夜明けの光の中に、違うものが現れてくる。

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中央は仮設橋。橋桁はかかったが斜路ができるまでは通行はできないようだ。左はその前に開通した仮の通り道。そして右が、もとあった橋の名残。
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たぶん戸倉というところだと思うが、破壊された堤防。
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マスメディアに流れる地名は、ある程度大きな町、宮古、釜石、南三陸、大船渡、陸前高田、気仙沼、などだ。それらをここで再録してもあまり意味はないので、メディアに出てこない小さな町の様子を、ここから北上して気仙沼まで辿ろうと思う。どこも同じ様子なので、時系列は追わずに、同種の写真を一括りにして並べてみる。


●当局の素早い需要喚起の件。
早くも津波警戒区域の真新しい標識が沿道のあちこちに立っている。もちろん他のより重要な復旧工事を休んでいるわけではない。まずは仕事をというのは、困窮する地元にとって案外重要。
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●頑張っているのが目に見え始めている件。

道路の次は電気。ということで、新しい電柱が並んでいる。戦後復興の写真とよく似ている。
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無事な漁船の姿と、稼働中?の漁船群
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汚水槽が残っているなら、とりあえずそれを使うのは正しい。
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この背景でも、ガソリンスタンド開業!
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●鉄道(気仙沼線?)全滅の件と、街区も全滅な件
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●ええ?こんなところまで? な件(高さ方向)
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●ええ?こんなところまで? な件(奥行き方向)
直接海が見えないので、津波が来るとは想像しにくいようなところでも、来るものは来る。

志津川のセメント工場のさらに上。道路はかなりの勾配で上ってきているのだが、撮影地点の横を見ると、被害にあっている。
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どこから水が来たのかわかりにくいが右奥から。中央の丘を回りこむようにして来た。
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●頼もしい仮設の件
街中の工事でよく見かけるものと同時に、自衛隊仕様と思しきものが目新しい。機能本位・可搬性など。
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●無慈悲な被害境界線の件
家屋の外見は無被害に見えても、実際は被害を受けていることもあるから、ここの例はあくまでも通りすがりの印象であることをお断りしておく。
また、津波はその地区の生活圏そのものを破壊したので、仮に家屋が無被害であったとしても、そこに住んで生活を営むことが極めて困難になったケースも多いはずだ。低地の商店街が全滅したのに、買い物はどうするのか。学校も破壊されtのに、子供はどこへ通わせればいいのか。職場が崩壊したのに、ここに留まってどう生計を立てればよいのか。そもそも不動産価値はどう変化したのか。その困難が傍目にはわかりにくいであろうことは、心に留めておかねばならない。
その上で、被害の境界線が地域コミュニティに様々な問題を引き起こす可能性を考えなければならない。

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難しすぎて、これからどういう進み方があり得るのか、正直、よくわからない。わかるという人たちが、素案を作っているだろうと期待したい。阪神の経験は参考になるのだろうか。

この後は、気仙沼、陸前高田まで。

●地区の中での被害の割合の件

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上のケースでは、集落のコミュニティは維持される可能性が高いのではないか。全滅に近いところとは異なる対応がありそうだ。これよりもさらに、被害割合が小さそうな集落もある。平地が少ない小さな入り江は、必然的にそうなっている。

●食品加工工場の場合
カモメが群れているのでよく見ると、何々フーズという工場だったようだ。なるほど異臭がする。
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その奥の方で、今日は瓦礫の撤去作業が行われている。ご苦労様です。
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●お社と地域社会
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低地が壊滅して、高台にあったお社や墓地だけが凛とした形で残っている。折からの満開の桜が美しすぎて言葉にならない。祀り手が居なくなった後も、祀られる神様は残るのだろうか。

少なくとも、桜が毎年咲くであろうことは疑いない。

●おしまい

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いやほんと、この先どうすべえ。


一応、ここまでで津波被害の見聞はおしまい。このあとは、普通のツーリング記になる。


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東北海側行記110501-2

昼を回った頃、陸前高田を過ぎたあたりで海側を離れ、遠野へ向かう。キャンプ場がないので野営できないのだ。この混乱状態なら、その返の平らなところで設営しても咎められないとは思うけど、仕事で疲れている警察を刺激すると面倒そうなので避ける。道路もあちこち不通になっていて、交通整理の警官が立っている。道を聞くと関西弁だったりして、少しなごむ。道がわからないことに変わりはないが(笑)。この辺りではほかに、千葉、埼玉、福島などのパトカーをよく見かけた。

ずいぶん内陸に来て、もう震災色も薄れただろうと思っていたら、大間違い。ここでも河原に自衛隊が野営している。対戦車ヘリ部隊とか。迷子の漁船を海上で探したりするのかな。本来の専門性の高い任務でなく、瓦礫の中での行方不明者捜索に従事しているのだろうか。10万人態勢ともなれば、数を揃えるもの必要なのかもしれない。お疲れ様です。
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遠野に着いて観光案内所で宿を探すと、どこもボランティアで満員だとか。ここが、海側へ出る中継地点になっているらしい。確かに、海側に宿泊はできないから、こうした中継点が内陸側に必要ではある。迂闊だった。

宿がなくても、先ほどの自衛隊が居た河原の隅っこにでも野営すればいいかと腹をくくって観光することにする。案内所で聞いてみるが、どうもいまひとつ惹かれるものがない。津波被害を目の当たりにして気分が沈んでいるのか・・・ていうか、観光案内所のおねえさん、大きなマスクで顔の半分を隠して、もごもご話している・・・ここは遠野なのだ。つり目で上目づかいの顔がだんだんか○ぱに見えてくる(失礼)。みごとなコーポレートアイデンティティ。なわけはない。
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お勧めに従って、街中の昔話村を見ることに。昔話が自動紙芝居のようになっていてなかなか楽しい。なかでも田螺長者というのがおもしろくて。

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「たにしのような子でもええがら こどもをさずけておくれんせ」
水神さまにお願いしたらよ

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爆笑しますた。いきなり何このスピード感。直球感。

満足したので野営地を探す。北へしばらく行ったところに閉伊川キャンプ場というのがあるので、行ってみる。なんとここにも自衛隊が。駐車場にずらりと車輛が並んでいる。ここはスーパー銭湯を中心にしたスパリゾート風で、運動施設などもあるのだが、その体育館に隊員が寝泊まりしているようだ。スパの受付で聞いてみると、キャンプサイトは開けていないらしい。スーパー銭湯の方は、被災者が利用している。ということで、ここでも通りすがりが泊る余地はなさそう。河原に野営することはOKしてもらえたので、ここに設営することにする。土手の桜がちょうど満開。
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なのだが、やや水面に近いのが気になって、結局高台のコンクリートの敷地に設営。ペグは打てない。海岸などではコンビニ袋に砂など詰めた土嚢に繋ぎとめておくのだが、雨はぱらついているものの天気も穏やかだしまあいいか。この甘い判断が夜半に思いがけない恐怖を招くことになる。
草木も眠る丑三つ時。とんでもない突風がテントを襲う。ペグで留めていないので自分の体重だけが頼りだ。メタボでよかったと思ったのはこのときが初めて。

なにしろ、来る前に”コオッ”と遠くから唸りが聞こえるのだ。こんな経験は初めて。
2秒後にびゅっと来て、テントは大揺れ。ポールは折れんばかりにしなう。一応、周囲を2M程度の木立に囲まれた場所を選んだのに、全く効かない。方向も、川上から横殴りのものと山の急斜面を吹き下ろしてくるのとあって予想もつかない。朝まで翻弄された。
ようやく夜が明けて風も多少収まった隙に素早く撤収。周辺を歩き回る余裕もなかったが、次に寄るときは、風呂にも入ってゆっくりしたい。

* * *

ここでは、自衛隊の人や、宿泊施設の人と少しだけ言葉を交わしたのだが、ほんの短いやり取りの中に、微妙に感じるものがあったので書いておく。

自衛隊は、災害救助は一応仕事のうち、本職だ。その彼らが、ボランティアに対して抱いている気持ちは慎重に慮ったほうがいいかもしれない。雨の日も雪の日も、時には腰まで水につかりながら遺体を引き上げたりしている彼らからは、連休に押し寄せるボランティアがどう見えているだろうか。

温浴施設の管理者は、被災者を長期間収容しておくことを、どう感じているだろうか。直接被災したわけではない観光地の人達にとってみれば、これからハイシーズンを迎えるタイミングで、施設を長期間徴用されるマイナスは、たとえ行政から費用が出るにしても、経営上は必ずしも好ましいとは言い切れないだろう。
タレントやアスリートなどを使ってTVで流されている無責任な上から目線の「にっぽんはひとつ」の大合唱は、果たしてどう映っているだろうか。

災害の現場は目の前のことで頭がいっぱいだが、バックアップを担う周辺地では、日常生活との兼ね合いで難しい問題をはらんでいる。
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