« 東北海側行記110505 | Main | 雑記110506 »

2011.05.06

東北海側行記110506

自覚はなかったが、疲れていたらしい。朝まで寝過ごす。
そうそう、夜半に二度ほど、地震があった。キャンプで地震にあうのは初めてなので、最初は自分の心臓の鼓動を揺れと錯覚しているのかと思った。その程度の小さな揺れではあったが。

朝。昨日の旅館の展望台からの眺めを楽しむ。雲が垂れこめていても、なかなかの絶景。標高1000Mに満たない山が連なっていて、遠くまで続いているのが見下ろせる。

ここの駐車場に、気になる箱が多数置いてある。よく見るとユニット住宅のようだ。なるほど。温泉街に収容されている被災者は、仮設住宅ができたらここへ移る算段か。
Imag1344
そういえば、朝、温泉街をぶらつくと、大きなマスクをした年寄りとすれ違ったりして、温泉らしくないなと思ったり。
温泉街と言ってもそれほど大きくはない急傾斜の街路だが、中央に水路をつくって統一感をつくりだしている。オーソドックスだが効果的。
Imag1347 Imag1348 Imag1351

二本松を離れて、郡山へ向かう。郊外のイオンモールの横を通ったが、閉鎖されているようだ。イオン、K's電気、ユニクロ、docomo、その他、この広大な一角が全部機能停止。大地震後2カ月になろうとしているが、なかなかここまで手が回らないのだろうか。
Imag1355

郡山市の中心街は、一応問題は少ないように見えた。JRは普通に動いているし、駅前ロータリーの一角のビルなど、いくつかは地盤沈下の被害にあっているようだが、全体にさほど問題はなさそう。
Imag1358
この程度なら、埋立地でよくある不同沈下よりずっと軽い。構造本体に影響が無ければ、スカート部分を補修して済む。はず。

こちらの目立つビルは何かとおもったら、一番上のボールはプラネタリウjムだそうな。午前中は子ども連れ向けプログラムで、一般向けは12:30が最初の回だというので、観ていくことにする。
Imag1360 Imag1367
このビルには、高校も入っているそうな。郡山って意外に都会なのね。

プラネタリウムは、土星をクローズアップしたもの。カッシーニって2017年まで活動するんだ。いまも新しい写真を送り続けているのだそう。土星の輪を構成する粒は、大きさが揃っているとか、初めて知った。

さて。郡山も離れて、再び一路東京へ。最後に佐野SAで休憩したら、なんとここには宿泊施設がある。
Imag1372 Imag1374

情報はこのページで見られる。

こっそりつぶやいてしまうけど、これ、諏訪SAの温泉の隣に作ってくれたら、花火の当日は客が殺到することうけあい。佐野につくっても、場所的にどうなんだろう。

さて、東京に帰ってきた。まだ涼しい季節で楽だ。環八を走っていると、都会のバイクのアグレッシブな走りの感覚を序々に思い出す。

* * *

今回、東北の太平洋側のひどさはよくわかった。しかし、日本国挙げての大災害なのかどうかは、よくわからない。自衛隊、警察、消防などの動員数が大きいから、泊る場所を内陸まで求めているような印象はあり、それが影響範囲を見かけより大きくしているかもしれない。

とはいえ、被災者用の仮設住宅が3万戸などと聞くと、年間新規着工戸数が100万戸を切っていまや80万戸時代と言われている中で、それは決して小さくないとも思う。ハウスメーカーはほくほくであろう。本来は地元の大工等に落としてやりたい金だが、時間には代えられない。

* * *

マスコミ報道がどの程度バイアスがかかっているかは、ある程度わかった気がする。やはりTVは、絵になる話だけを繰り返し流す傾向が強く感じられた。それだけでなく、妙に取材対象者を慮ってしまうところがあることもわかった。移動中にシティホテルで垣間見たTV報道のいくつかは、現場を直接見た者からすると、首をかしげる部分もあった。意図的に文脈を変えているのがわかるのだ。その種のものには二種類ある。

ひとつは、自分達で流した情報の偏りがネット等で修正されそうになると、それに抵抗して余計に偏向した方向へ行ってしまうケース。これは、議論の対象を意図的に絞り込んで、レアケースがあたかも一般的に起きているかのように言うという手法をとる。
もうひとつは、取材対象が放送されたくないと思うものを自粛するケースだ。どこと場所は言わないが、はっきりそれがわかるものがあった。おそらく、遠隔地でTVだけ観ていると、あの嘘はわからないだろう。地元も、軽い被害であっても針小棒大に言って補償をたくさんとりたいだろうとは思うが。

* * *

これを機にいろいろ変革を指向する動きも多そうで、保守的な向きとの間でのつば迫り合いも激しくなっていくだろう。根気が結果を決めるかもしれない。案外変わらないかもしれない。このままぐずぐずに方向性のないまま、骨がなくなっていく可能性もある。


むずかしいことはよくわからないが、とりあえず、昔の人が言った言葉を挙げて、この旅の結びにしたい。

情けは人のためならず。(程度問題だけど。)


|

« 東北海側行記110505 | Main | 雑記110506 »

ツーリング」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 東北海側行記110506:

« 東北海側行記110505 | Main | 雑記110506 »