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2011.02.05

「グリーン・ホーネット」

RED、BLACK(GANTZ)の次は調子に乗ってGREEN。どれも漫画が原作のアクション映画だが、最後のGREENはいまひとつ。設定も古過ぎるし、そこに無理やりインターネットを付け加えてみたりして無理がある。主人である米国人と下僕の大陸生まれ日系人コンビというのも露骨で笑えない。

全体に質が低い感じの中で、特にだめだなと感じたのは、ジャーナリズムに対する浅薄な思い入れだ。インターネット前の世界なら、権力の悪を暴く正義のジャーナリズムという構図も成り立ったかもしれないが、今はそうした安直な構図を信じることは難しくなっている。悪徳議員との会話を暴露するために、録音をインターネットで世界中に流すという発想が、そもそも自分たちの役割を半ば放棄しているように思えるし、結局それも出来ずに、古い新聞社体質の復活を宣言するかのような最後のスピーチにはうんざりする。そこに、作り手の思索の跡が見られないのが、浅薄な印象につながってしまう。

つらつら考えるに、この作品には個性がない。定型的ななキャラクタと設定を、定型的に並べてみただけで、その定型も相当俗物感が漂う。

一言でいうと、残念な出来。

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