「武士の家計簿」
ドラマを期待するとあてがはずれる。時代劇ではもちろんない。実在の入払帳や日記を元にしたドキュメンタリというのが一番近いけれど、ドキュメンタリというほど第三者視点ではない。一応、主人公の息子の視線で語ってはいるが。というわけで、教訓ものというあたりが落ち着きどころか。以下ネタバレ。
その教訓というのは、「借りた金は倹約して返せ」「出所のわからない金に手をだすな」「うそをつくな」「戦争の要諦はロジスティクス」など、常識的なものばかり。作り手側としての強い主張はないようだ。
帳面が残されているなら、そのディテールをもっと掘り下げてドキュメンタリにした方がおもしろいような気がする。もっとも、それでは映画館で掛ける作品にはならないだろうから、難しいところか。
計算によって未来の見通しを立てる力が重要だ、ということが、たぶんこの作品が一番言いたいことなのだろう。このご時勢に耳の痛いことではあるが、目の前の小さな困難から逃げていると、もっと大きな困難が行く手に待っているものなのだ。
人のことは言えないが。
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