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2010.12.12

「ロビン・フッド」

英国の時代劇といえば雰囲気は伝わるだろうか。天運によって夫婦を名乗ることになった大人の男女の、微妙な同志意識と愛情への発展を、混乱のジョン王時代を背景にしつつ、ラッセル・クロウとケイト・ブランシェットがいい味で演じている。クリスマスシーズンの皮切りとしては悪くない出来。以下ネタバレ。

後半で軍勢が絡んでくるあたりからがやや急ぎすぎで大味な点が少々残念。最後の会戦まではむしろおまけという趣で、前半の、ロビン・フッドがノッティンガムに現れるまでと、そこで根を張っていく様子、そこから、諸侯と王が民衆を前に言い争っているところへ現れ、大憲章に書かれた人々の権利について演説するシーンに至るところが、この映画の少し早めのクライマックスだろうか。

同じ時代劇でも、日本のそれが、封建制の中での忠義を中心に回っているのに対して、この映画では、絶対王権に対抗する諸侯と民衆の権利を軸に回る。そこが、日本人の私から見ると、時代劇として新鮮に映る。

お話の最後には、ジョン王が大憲章を再び反故にするシーンなども入っていて、それを、お尋ね者ロビンフッドの誕生に繋げたりしていてうまい。

一人で見てもカップルで見ても楽しめて、歴史の勉強にもなる、おいしい一本でした。

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