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2010.11.23

雑記101122

『七人の侍』の組織論

敗退局面で「救えるものを救う」ということは、勝ちに乗じて「取れるものを取る」ことよりもはるかに困難であり、高い人間的能力を要求するということである。
そして、たいていの場合、さまざまの戦いのあとに私たちの手元に残るのはそのようにして「救われたもの」だけなのである。
今日の至言。


でもマッドマックスの例えは自己陶酔とも取られかねないから書き方が不適切だと思う。

[すぐ追記]
生き延びる組織の話が、いつの間にか全滅した六人の侍の話にすり変わっているところが話芸の妙。ここで、語り部でしかない七人目が生き延びたことをもって組織が生き延びたとすべきなのかどうか、難しいところ。(語り継がれた物語が後の世の再生に繋がることはあるとしても、それを組織の存続とするのは無理がある。共同体の、とすれば意味が通る。)

現代のビジネス組織は、これと全く異なる方法論で生き延びることを画策している。それは、若い優秀な人間を多数惹きつけ駆り立てることで、彼らの摩耗や成長と引き換えに組織のパフォーマンスを高いレベルで持続させるという方法。その周囲の人材供給源が疲弊することは、この組織の思考の範囲外。なぜなら、周囲の草刈り場が十分に大きければ無問題だから。日本人が使えなくなってきたから、新興国の優秀な若者を刈集めようというのは、そうした考えの現れ。

この考え方を嫌う点では私も上の稿に同意するけれど、生き延びる組織とは?という命題に取り組むには、もっと多様な切り口がありそう。

現代のビジネス組織は、たぶん、残念ながら、それほど馬鹿ではない希ガス。



「特選月額見放題パック」サービス開始

新・三銃士が入っているんだよなー。見逃したNHKスペシャルも。
私に、寝るなと。言われますか。

来年、アナログ停波した時点で、いったんテレビ見るのやめてみようと思っている。当然、受信料を払うのもやめるつもりなんだけど、そういう人でも料金払ってオンデマンド見るのは構わないのかな。


アイルランド緑の党の三行半でユーロは滝のような状態

なんか、民主主義の試練、みたいな。
撤退戦においては、民主主義は弱いかも。

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