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2010.10.16

「国境の南」

先週観たままになっていた。南米の指導者たちの素顔をオリバー・ストーン監督が映像で語った作品。ブッシュ大統領の在任中は、奇人変人独裁者として敵意とともにマスメディアが取り上げていたベネズエラのチャベス大統領だが、この作品を観ると印象がだいぶ変わる。監督自身がインタビュアーとしてほぼ出ずっぱり。保守系マスコミが米国の宣伝機関の一面を持つことに対する対抗意識だろうか。ブッシュ批判でも知られる監督だが、ここでは、そのブッシュ政権(とFOX-TV)から敵視された四人の指導者達を描く方に力点を置いている。

映画で取り上げられた国々には、共通の構造があるようだ。比較的資源に恵まれており、国富の量には問題が少ないものの、その配分に課題がある。少数の資本家などに富の多くが流れ、大多数の国民は貧しいままだ。その貧しい国民の中から、あるいはその意見を代表するように、強力なリーダーが現れ、社会を変革する、という構図。
実際のところどうなのかは知らないので、論評はできないが、日本のメディアでは、麻薬戦争などといった取り上げられ方しかしない国々の別の貌が見える。

その点で、勉強になる映画でした。


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