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2010.08.13

草津志賀行記100813

疲れたといっても、やはり旅先では早起きになる。軽くサンドイッチを食べてテントを畳んで出発。今日は志賀高原方面を目指す。

国道292号をいくと、白根山ロープウエイの駅があるが、もちろんまだ動いていない。あっさり通過。その先の草津白根レストハウスというところにバイクを停める。ここから、少し登るといろいろ見られるようだ。駐車場にはカルガモの群れ。隣の弓池が餌場になっているらしい。
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ここから10分ほど登ると湯釜が見られる。途中、噴煙が上がっている場所があり、峰をはさんで植物の有無でくっきり分かれているのがおもしろい。
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そして湯釜がこれ。左は、遠景にピントを合わせ(明るさもそれに自動的に合う)、右は湯釜の壁に合わせてある。実際の肉眼では、この湯釜の色と遠景の薄桃色の山と雲の連なりが同時に見えている。楽しい色調とテクスチュアの組み合わせ。
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しばらくして降りてくると、これから登ろうという山ガールに遭遇。そして、考えてもみなかったが、当然山ガールには山ボーイがくっついているのであった。スカートはさすがに短パンになっていたが、他は色使いなども同じ。違和感に溢れている(笑)。考えてみると、半日くらいは当然のようにトイレなしの山という環境に、山ガールというものは耐えられるのだろうか。映画でさえその影響で2時間半を越えないように気をつけて作られているというのに。まあ、どうでもいいが。

レストハウスの横にある展示館のようなものは、土産物屋より早く開く。映像でハイキングコースの紹介などしてくれるので、全部見る。結構よく出来ていて、これを見ただけで、わざわざ歩きに行かなくてもいいくらいに思える。そういうものでもないが。展示館ではTシャツなども売っていて、これが自然賛歌の文学作品にちなんだもの。例えば、「若きウェルテルの悩み」の一節を引いてこんな感じのプリント。

若々しい季節はおびえがちな私の心を温め、充たし、溢れさす。
できたら黄金虫となって、このかぐわしい匂いの海にただよい、
その中からわが身の養いを吸いとりたいほどだ。
ゲーテ「若きウェルテルの悩み」より 竹山道雄訳 岩波文庫
なんでそんなにすらすら書けるのかといえば、1枚買ったからだ。
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この売店のおばあさんが、見るからにアリエッティのお母さんみたいな人で。そもそも観光地の売店に、こういう詩情あふれる、というか時代遅れのロマンティシズムというか、そういうものを置いている時点で、マーチャンダイザーのセンスというものがわかるのである。

ロマンですな!
ロマンチック街道からははずれているけれど。

まあ、ホミリーの喜ぶ顔が見られてよかった。お近くへお出での際には、ぜひ1枚お求めを。創業1935年久米繊維謹製の優れ物が、定価3千円のところ今なら在庫処分価格2千円だそうですから。
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再びバイクを走らせて渋峠へ。国道最高所だそうな。乗鞍の山小屋は・・国道ではないのか。
峠から白根山の湯釜方向の景色。手前の斜面が、緑の滝が流れ落ちているように見える。
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少し行くと、横手山山頂への裏側のリフトがあるので、乗ってみる。静かなリフトで、自分の歩く足音もなく、鳥の声と葉擦れの音だけが聞こえる。
山頂は、うん十年前にスキーで来た時と同じ。ヒュッテがあり、相変わらずきのこ雲というスープパンを売っている。少し早いが、懐かしいきのこ雲セットで昼食。

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横手山は周辺にあまり高い山がないので、眺めがたいへんよく、表リフトの上にある展望台からは、西方向の山々がほぼ全部見渡せる。さらに天気が良ければ、南には富士山、北には日本海と佐渡島さえ見えるのだが、今日はあいにく。それでも、リフトの方向には、この眺望。スキーでくると、あそこまで一気にダウンヒルかーということで大いに盛り上がるところなのです。
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国道に戻ってまた少し行き、丸池から県道に入って北上、奥志賀へ。ここからまた林道を使う。一昨日の林道より砂利が深く、前日の雨で不規則な溝が出来ていて走りにくい。緊張して西へ走ること40分ほどで、北志賀竜王に出る。少し足が疲れたので、コンビニで、握り飯を使って休憩。テラスに椅子とテーブルが出ているのだが、若者数名が談笑している。しばらくすると大型バスが隣の駐車場に到着し、談笑中の若者たちがお出迎えに。サークルの合宿らしい。総勢100名を超えるうち2割くらいが太鼓を抱えている。凄い数。後でバスの名札を見ると、横浜国大の皆さんでした。三ツ沢からはるばる御苦労さま。

さて、温泉につかって、林道のダートを走って、概ね満足した。この上あまり町歩きなどしても疲れそうだから、今回はこれで帰る。ということで、上信越道に乗って南下。途中、長野道を使い諏訪へ出て中央道に乗り換える。諏訪の花火は15日とかで、今回もタイミングを逃す。野沢温泉へ抜ける道を、次回のためにとってあるので、その時は日にちを併せて寄るつもり。

いつもなら、ここで、地獄のように暑い東京に帰ってきた、と書いて終わるところだけれど、今回は違った。小仏トンネルを抜けたとたんに激しい雨だったのだ。大月トンネルのあたりから、トンネル出口雨の表示が出ていて、途中のSAでレインウエアに身を固めていたので全く影響なく、こうなると、涼しくて快適。八王子を過ぎるころには雨もあがり、夕空の淡いオレンジ色が美しい。この暑い東京が、少しだけ好きになった。


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