雑記100606
今日は大阪は30度か・・・
そのうち日本の西半分は熱帯になるんでないか。
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「思考停止と疾病利得」
それだけ多くの人が政治についてのマスメディアの報道に対してつよい不信感をもっており、ミドルメディアに流布している現状分析や提言に注目していることの徴候だろうと私は思う。いろいろがっかり。
今回の普天間基地問題をめぐる一連の報道によって、私は日本のマスメディアとそこを職場とする知識人たちはその信頼性を深く損なったと思っている。
新聞もテレビも、論説委員も評論家も、「複雑な問題を単純化する」「日本の制度的危機を個人の無能という属人的原因で説明する」という常同的な作業にほぼ例外なしに励んでいた。
私たちはもうその損益分岐点にさしかかっているのだと思う。すると今後は、ミドルメディアどうしの間で、激しい舌戦が繰り広げれられることになるのだろうか。
今回のマスメディアの「集団的思考停止」は私たちがすでに損益分岐点を一歩超えてしまったことのおそらくは徴候である。
「首相辞任について」
民主党政権は8ヶ月のあいだに、自民党政権下では前景化しなかった日本の「エスタブリッシュメント」を露呈させた。
結果的にはそれに潰されたわけだが、そのような強固な「変化を嫌う抵抗勢力」が存在していることを明らかにしたことが鳩山政権の最大の功績だろう。
エスタブリッシュメントとは「米軍・霞ヶ関・マスメディア」である。
ミドルメディアを通じた発言者の数が増えるのはよいことかもしれない。勝手なことを言う輩(笑)の数が増えれば、エスタブなみなさんも対処が難しくなるだろう。スキャンダルで潰していく手間もたいへんだ(笑)。
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「論争について」
個人ベースの共同体論は「豊かで安全な社会」に適している。親族ベースの共同体論は「豊かでも安全でもない社会」に適している。
理論そのものに当否があるのではない。
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「もうひとことだけ」
私たちの国が陥っている窮状は構造的なものであり、つよい惰性をもっている。
日本の不調を統治者個人の属人的な能力で説明することには限界があるし、その人がどのような政治的キャリアであるかということと彼がこれから行う政治的選択の適否のあいだにも十分な相関関係はない。
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前政権が露呈させたのは、「日本は主権国家ではない」という「根源的事実」と、官僚とメディアがその事実を組織的に隠蔽してきたという「派生的事実」である。
このどちらのイシューについてもメディアはまったく論じる気がないようである。
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このところ妙に仕事が忙しくて時間もない中で、今回の一件に関して、気になる論考を探してみたら、なぜかひとつのブログから採取することになった。
ミドルメディアは層が薄いのか、それとも探し足りないだけなのか。
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