官房機密費の使い道と評論家への不信
このニュースは、連休直前というタイミングで流されて、休みとともに早くも風化しようとしているので、記憶のためにメモ。
税金が情報操作に使われていること自体は、それほど非難することでもないけれど、それとは別に、大マスコミさんはこの件をほとんど取り上げようとしないことを、わしらは記憶しておく必要がある。
小渕内閣で官房長官を務めた自民党の野中広務元幹事長(84)は30日、長官在任中に内閣官房機密費を「1カ月当たり、多い時で7千万円、少なくとも5千万円くらい使っていた」と明らかにした。共同通信の取材に答えた。このところ政権が評論家さんやマスコミさんから叩かれているのは、あるいは、この金を止めたからではないかという邪推さえできそう。内訳については月々、首相に1千万円、国会で野党工作などに当たる自民党国対委員長や参院幹事長に各500万円程度のほか、政治評論家や野党議員らにも配っていたと説明した。官房機密費は毎年十数億円計上されているが、官房長官経験者が使途を明らかにしたのは極めて異例だ。
野中氏によると、評論家に転身した元政治家が小渕恵三首相に電話し「自宅を新築したから3千万円ほどお祝いをほしい」と要求したことや、野党議員から「北朝鮮に行くから官邸にあいさつにうかがいたい」と暗に機密費を要求されたこともあったという。
野中氏は「前任の官房長官からの引き継ぎ簿に評論家らの名前が記載され『ここにはこれだけ持っていけ』と書いてあった。持っていって返してきたのはジャーナリストの田原総一朗氏だけだった」と証言。「政権交代が起きた今、悪癖を直してもらいたいと思い、告白した」と強調した。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「街とその不確かな壁」 (2023.05.09)
- マクドを胃腸がうけつけなくなった(2015.08.30)
- 雑記150820(2015.08.20)
- 雑記150727(2015.07.27)
- 150704鎌倉散歩(2015.07.04)
Comments