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2010.05.23

「運命のボタン」

先週見て、あれこれ取り紛れたままできてしまった。なので、観た直後にどうしても書こうと思ったこと以外は忘れてしまった。以下ネタバレ。

これを書くと、非難されるかもしれないのだが、この作品は女の罪深さを描いたものだ。旧約聖書にある、有名な知恵の林檎のエピソードを思い出す。男はどちらかといえば傍観者であり巻き添えであるのに対して、女は主犯として描かれている。この映画の描くところも同じだ。それどころか、男に後始末の役割を負わせることで、その悲惨さをより強調している。

ひとつ引っ掛かる点は、女に障害を負わせ、不完全者として描くことで、赦しの余地を残しているところだ。主なる者の代理人に、同じ不完全性の刻印を押しておくことで、作り手は何を言いたかったのだろうか。

そうしておきながら、結局、結末には影響しない。手が込んでいる。救済など無いと言いたいのだろうか。”他人より自分”の罪深さを描くなら、「スペル("Drag Me To Hell")」のように面白可笑しく描いてくれた方がよかった。

見終わってもよくわからない映画、という印象。秘密めかして深刻さを装っているが、実は底の浅さを隠しているだけかもしれない。

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