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2010.05.05

「いばらの王」

いわゆるジャパニメーションに属する映画。普通なら反則の一言で片付くあるネタのはずが、驚きの大技を繰り出して、観る側をねじ伏せてしまう(笑)。これほどの大技は、アニメが持つ独特の虚構感の上でなければ、おそらく実施不可能だろう。その点では、見てみる価値はあるのかもしれない。なお、ジャパニメーション独特の様式に則って作られているので、それが嫌いな向きにはお薦めしない。

それにしても、宮崎駿さんが、プロの声優を使うのを嫌がる気持ちがよくわかる。あまりにも定型的で底の浅い発声なのだ。ジャパニメーションの様式だと言えばそれまでなのだけれど、この作品は意外に面白いお話にも思えるので、見ている方が辟易するような、量産向けの様式を採用してしまったのは、少々惜しい気がする。

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