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2010.04.25

「ウルフマン」

狼男を材料に使った悲劇。大きな筋は途中から読めるので、安心して見ていられる。以下ネタバレ。

悲劇だから、主人公は死ぬ運命だけど、そういうとき、少し前の時代の映画は、「彼は最後に人間の心を取り戻して死にました(取り戻させたのはこのワタクシへの愛よそうなのよ)」といって恋人がよよと泣き崩れる。というのが定番だったと思う。

この映画が結構ぶっ飛んでると思うのは、そこが違っているところ。「獣を殺すと罪ではないが、人を殺すと罪。境目はどこにあるのか(曖昧です)」。といったようなことを言う。つまり、環境至上主義。そういうオチですか。

アンソニー・ホプキンスは、人間の貌をしていながら中身が人間から逸脱するのを演じると凄みが出るけれど、この映画では、最後はあんな姿になってしまって、別に凄くもなんともない。

途中までの雰囲気はよかったけれど、親子の決着が少し残念な仕上がりの映画。といっても、あれ以外の展開もなさそうだから、仕方がないのか。


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