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2010.01.30

「パラノーマル・アクティビティ 」

日本語にすれば、「超自然的な活動」。怖いと思うかどうかは、むしろ受け手の感性による。ホラータッチの終わり方がよい。以下ネタバレ。

神なき国の我々は、日常の不思議な現象を、物の怪の仕業ということにしてやり過ごしてきた。いや、一応神様もいたけど、八百万もいたら、もうそれは神様なのかどうか。

物の怪には、人にとってよいものわるいもの、人と同様に、ひょうきんだったり間抜けだったりするもの、なんでもある。だから、変な物音がしたからといって、特に怖がることもない。むしろ、座敷わらしのようなありがたいものに読み代えたりもする。程度問題だが。

それに対して西洋人は、この映画を見る限り、キリスト教の歴史が作り出した悪魔という概念に強く囚われているように思えた。神というものを信じるほど、その対極も信じざるを得ないのかもしれない。

洋の東西を問わず言えることは、そうした不可解なものに対して、あまり科学的実証的人間の優位を信じ過ぎない方がよいらしい、ということだろう。日本でも、物の怪を下手にからかったりばかにしたりしてとんでもない目にあう話は少なくない。この映画では、それが最悪の結果になる。

結果が示されたあと、実はある沈黙の時間が、かなり流れるのだが、一番怖いのはこの部分。つくられたお化けは怖くなくても、無や闇に対しては恐怖を覚えるのが、人間というものなのだ。

この手の映画ですっかりお馴染みになった手ぶれ具合は、かなり加減がわかってきたようで、苦手な私でも最後まで見ることができた。それでも終わった後、頭が疲れてしばらく寝てしまった。

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