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2010.01.13

「パチャママの贈りもの」

アンデスのウユニ塩湖で塩を切り出すことで生計をたてる人々の生活を追ったもの。ドキュメントではないが物語でもない、紀行ものというのが近いか。映像としては、NHKがつくる紀行番組の方が質が高い。けれども、たぶんテレビの紀行ものでは出てこないだろうような点もあって、長尺の映画ならでは。見たのは先週だからうろ覚えだけど、以下多少ネタバレ。

塩をどこへ売りにいくのかと思っていたら、なんとリャマの背に積んで村々をまわり物々交換をするのだ。数十頭のリャマを連れたこの旅が、一年のうち2カ月ほどにも及ぶ。毎年のことなので、遠くの村人も顔見知りだ。行く先々で一年ぶりの挨拶が交わされる。

ウユニ塩湖の塩は事実上無尽蔵だから、生活は楽なのかというと、もちろんそんなことはない。家から塩の採取場へも、歩いていく。自転車があれば楽なのにという妻の言葉が、その貧しさを語っている。

それでも彼らは幸せそうだ。家族がいて、リャマは可愛くて、やることがあって、風がいつも吹いている。風に飛ばされた帽子を追って、子供たちがいつまでも走り続けているのが印象的だった。風の音が入るともっと良かったが。

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